洋楽文庫第2章 小菅 優(ピアノ) & 石坂団十郎(チェロ)

理想的なコラボで描くベートーヴェンの世界観

 茨城県日立市の誇る文化拠点、日立シビックセンター。その主催公演として毎年継続しているシリーズ「洋楽文庫」は、第一線のアーティストを招き、名作の魅力に迫り続けてきた好評の企画だ。12月に登場するのは、ドイツをはじめ世界的に活躍する、ピアノの小菅優とチェロの石坂団十郎。ベートーヴェン中期の充実感みなぎる傑作第3番と後年の名品第5番、ふたつのチェロ・ソナタを柱としたプログラムを聴かせる。
 小菅のベートーヴェンへの情熱は強く、《ベートーヴェン詣》と銘打って彼のピアノ付き作品の全てに挑戦中。ピアノの重要性が高いチェロ・ソナタでも、絶妙な名技と感覚が冴えわたるはず。そして、日本人とドイツ人の両親をもち、数々の名奏を聴かせてきた石坂が、理想的なパートナーと共に作りあげるベートーヴェンは大いに注目。また、今回は第3番第1楽章の初稿も演奏される。彼らの演奏水準で体験できるとなれば、資料的な意味にとどまらず、作曲者の推敲を追体験するような意義深い時間となろう。
文:林 昌英
(ぶらあぼ2018年12月号より)

ベートーヴェン詣
2018.12/14(金)18:30
日立シビックセンター 音楽ホール
問:日立シビックセンター0294-24-7720
http://www.civic.jp/

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