【GPレポート】パスカル・ロジェ×束芋

 7月5日、6日、浜離宮朝日ホールで、フランスを代表するピアニストのパスカル・ロジェと、世界的に活動する現代美術家・束芋によるコラボレーション『ロジェ×束芋』が行われる。
 本公演を前に行われた最終稽古を取材した。
(2017.7.4 浜離宮朝日ホール Photo&Movie:M.Terashi & J.Otsuka/TokyoMDE)

 ドビュッシー、ラヴェル、サティ、吉松隆のピアノ作品をロジェが演奏し、それにあわせて束芋のアニメーション作品がホール内の大スクリーンに投影される。
 現代美術とピアノが織りなす、めくるめく幻想の舞台!

 2012年の初演から5年ぶりとなる今回の再演では、ドビュッシーの「沈める寺」(前奏曲集第1巻より)で束芋の新作アニメーションが展開される。

●ドビュッシー
亜麻色の髪の乙女
●ドビュッシー
沈める寺
●ドビュッシー
そして月は荒れた寺院に落ちる
●吉松 隆
真夜中のノエル

 
■『ロジェ×束芋』2017 〜ゲネプロから
 

『ロジェ×束芋』
パスカル・ロジェ(ピアノ)× 束芋(現代美術)
7月5日(水)19:00、7月6日(木)13:30 浜離宮朝日ホール

◆曲目:
●ドビュッシー
パゴダ(「版画」より)、帆/野を渡る風/亜麻色の髪の乙女/沈める寺(「前奏曲集・第1巻」より)
●サティ
グノシエンヌ第5番
●ラヴェル
悲しい鳥たち(「鏡」より)
●ドビュッシー
そして月は荒れた寺院に落ちる/金色の魚(「映像・第2巻」より)、月の光(「ベルガマスク組曲」より)
●吉松 隆
水によせる間奏曲/小さな春への前奏曲(「プレイアデス舞曲集」より)
●サティ
グノシエンヌ第2番
●吉松 隆
けだるい夏へのロマンス/間奏曲の記憶/真夜中のノエル/静止した夢のパヴァーヌ(「プレイアデス舞曲集」より)
●サティ
ジムノペディ第1番
●ドビュッシー
雨の庭(「版画」より)

全席指定6500円(当日券は5日は18時より、6日は12時半よりホールにて販売)
問:朝日ホール・チケットセンター03-3267-9990

http://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/

【関連記事】
パスカル・ロジェ(ピアノ) × 束芋(現代美術作家)〜音楽と映像アートがつむぐ特別な時間
(ぶらあぼ2017年7月号)