若き精鋭が集う「アジアユースオーケストラ」が、名曲揃いのプログラムで燃え上がる!

左:ジョセフ・バスティアン/右:ジョン・アクセルロッド

 厳しいオーディションで選ばれ、超一流コーチ陣の指導を受けるアジアユースオーケストラは、毎夏、驚くほど完成度の高い演奏を聴かせてきた。今年の日本公演も実に魅力的である。千葉・東京公演では、首席指揮者ジョセフ・バスティアンのもと、チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」、シベリウス「交響曲第2番」他の壮大な名曲プログラムを披露。リーズ国際ピアノコンクール優勝のアンナ・ツィブレヴァにも注目したい。

 厚木公演では、世界各国の200近くのオーケストラに客演してきたジョン・アクセルロッドの指揮で、プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」、ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」他という濃密なロシア・プロを展開。天津ジュリアード・ピアノフェスティバル優勝者ステファン・シエの鮮烈な演奏にも期待が高まる。若者たちの音楽への純粋な情熱が、巨大な推進力となって客席に押し寄せる。未来のスターたちの“今しかない音”を、ぜひ会場で体感したい。

文:長谷川京介

(ぶらあぼ2026年7月号より)

アジアユースオーケストラ(AYO) 日本公演2026
2026.8/20(木)19:00 千葉県文化会館
8/21(金)19:00 厚木市文化会館
8/22(土)15:00 東京オペラシティ コンサートホール
問:アジアユースオーケストラ日本事務局03-5433-3380 
https://ayonihonjimukyoku.com


長谷川京介 Kyosuke Hasegawa

ソニー・ミュージックにてクラシックCDの企画・制作を担当するプロデューサーとして勤務。
退職後は音楽評論家として活動し、「ぶらあぼ」「音楽の友」「毎日クラシックナビ・速リポ」などにコンサート評や記事を執筆。
コンサート・プログラムやCD解説の執筆も手がける。
ミュージック・ペンクラブ音楽賞選考委員。個人ブログ「ベイのコンサート日記」は年間40万回を超えるアクセスを集めている。