各年におけるピアノ演奏会において、ショパン作品の演奏で優れた成果を挙げたピアニストに贈られる「日本ショパン協会賞」の選考が3月18日に行われ、2025年(第52回)の受賞者に、桑原志織が選出された。

この賞は、日本ショパン協会(代表:海老彰子)が1974年から毎年授与している。2025年の1年間に日本国内で開催された、ショパン作品を演奏したコンサートおよそ633件の中から、本賞の主旨・目的に適った62件の演奏会を対象として選考が実施され、昨年12月10日に東京オペラシティ コンサートホールで開催された「桑原志織ピアノ・リサイタル」での演奏が特に優れているとして、受賞が決定した。授賞式は、5月26日、カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」での「第16回ショパン・フェスティバル2026 in 表参道」の際に行われる。
桑原は、東京藝術大学、ベルリン芸術大学大学院で学び、2021年のルービンシュタイン国際ピアノコンクールで第2位、2025年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでもファイナリストになるなど、近年目覚ましい活躍が続いていた。周知の通り、昨年10月の第19回ショパン国際ピアノコンクールでも第4位に入賞して脚光を浴び、12月の公演はその凱旋リサイタルとして開催されたものだった。コンクールの課題としても演奏した、スケルツォ第3番、バラード第4番、ピアノ・ソナタ第3番、ポロネーズ第6番「英雄ポロネーズ」などを披露。満席の聴衆から大きな拍手を浴びた。
今年に入ってからも、ショパンコンクールの入賞者ガラ・コンサートのツアーやリサイタル、オーケストラとの共演で日本各地をまわると同時に、5月にはシュトゥットガルト近郊の音楽祭に出演するなど、海外での演奏の機会も増えており、今後のさらなる活躍が期待される。
文:編集部
日本ショパン協会
http://chopin-society-japan.com
【Information】
愛知室内オーケストラ 特別演奏会 原田慶太楼&ACO with 桑原志織 〈しらかわホール 再開館記念公演〉
2026.4/4(土)14:00 愛知/しらかわホール
桑原志織 ピアノ・リサイタル
4/26(日)14:00 香川/ハイスタッフホール(観音寺市民会館)
桑原志織 凱旋リサイタル
5/7(木)19:00 大阪/ザ・シンフォニーホール
カンシュタット・ピアノ春祭 2026(シュトゥットガルト)
5/17(日)17:00 グローサー・クアザール バート・カンシュタット
桑原志織 ピアノ・リサイタル
5/25(月)18:45 愛知県芸術劇場コンサートホール
~荻窪音楽祭 特別交流コンサート~ 桑原志織ピアノリサイタル
5/28(木)19:00 杉並公会堂
※すでに完売となっている公演もあります。その他の桑原志織の公演情報は下記ウェブサイトでご確認ください。
https://www.japanarts.co.jp/artist/shiorikuwahara/
