フィンランドのディーヴァが再び登場!
シベリウス生誕150年のアニヴァーサリー・イヤーに、北欧の音楽の国フィンランドから、メゾソプラノのニーナ・ケイテルが6年ぶりに来日する。ケイテルはヘルシンキの名門シベリウス・アカデミーに学び、ドイツ・ダルムシュタット州立歌劇場の専属歌手としてデビュー、ミュンヘン、フランクフルト、ルツェルンなどヨーロッパの檜舞台で大活躍する実力派。母国のサヴォンリンナ・フェスティバルにも定期的に出演、レミン音楽祭では音楽監督も務めている。
今回の日経ミューズサロンのステージでは、シベリウスやメリカントなど、なかなか日本では実演に触れる機会に恵まれないフィンランド珠玉の名歌曲に加え、ブラームス「永遠の愛」「わが恋は緑」、R.シュトラウス「献呈」などのドイツ・リートを歌う。また、“当たり役”であるビゼー《カルメン》をはじめ、マスネ、マスカーニ、サン=サーンスのオペラ・アリアなど、彼女の多層的な音楽世界を余さず披露する。ピアノは同郷の名手・ユッカ・ニュカネン。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年5月号から)
6/1(月)18:30 日経ホール
問:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
http://www.nikkei-hall.com