第24回「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催:日本美術協会)の受賞者が発表され、音楽部門ではアメリカの作曲家フィリップ・グラスが選ばれた。同賞は日本美術協会の設立100年を記念して、前総裁高松宮殿下の「世界の文化芸術の普及向上に広く寄与したい」という遺志を継ぎ、1988年に創設された。同賞には音楽、絵画、彫刻、建築、演劇・映像の全5部門があり、音楽部門以外の受賞者は、絵画:蔡國強、彫刻:チェッコ・ボナノッテ、建築:ヘニング・ラーセン、演劇・映像:森下洋子。また、第16回若手芸術家奨励制度にはスフィンクス・オーガニゼーション(アメリカ)が選出された。
授賞式典は日本美術協会総裁の常陸宮殿下・同妃殿下出席のもと、10月23日に東京の明治記念館で行われる予定で、5部門の受賞者にはそれぞれ顕彰メダルと感謝状および賞金1500万円が贈られる。若手芸術家奨励制度の対象団体には、9月のニューヨークでの受賞者発表において奨励金500万円が贈られた。
高松宮殿下記念世界文化賞
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