[小耳大耳]新国立劇場オペラ部門芸術監督に飯守泰次郎

 新国立劇場運営財団は、オペラ部門の次期芸術監督予定者として、飯守泰次郎が芸術参与に就任することを発表した。芸術参与任期は平成24年(2012年)9月1日から平成26年(2014年)8月
31日までの2年間で、芸術監督の任期予定は平成26年(2014年)9月1日から平成30年(2018年)8月31日までの4年間となる。飯守は1940年生まれ。桐朋学園短期大学で指揮科を卒業し、61年に藤原歌劇団公演《修道女アンジェリカ》で本格的にデビューした。66年ミトロプーロス国際指揮者コンクール、69年カラヤン国際指揮者コンクールに上位入賞している。70年からはバイロイト音楽祭の音楽助手として数々の歴史的公演に携わり、同時にドイツ各地の歌劇場で指揮活動を展開した。97年より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者、本年4月より同団桂冠名誉指揮者。2001年から10年まで関西フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者、11年から同団桂冠名誉指揮者となった。オペラ指揮者として定評があり、新国立劇場では00年に《青ひげ公の城》を振り高い評価を受けた。
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