名古屋フィルハーモニー交響楽団は、英国出身のマーティン・ブラビンスが常任指揮者に就任することを発表した。任期は2013年4月から3年間。前常任指揮者ティエリー・フィッシャー(現名誉客演指揮者)が11年3月に任期を終えた後、このポストは空席のままだった。ブラビンスは08年と10年の2回、定期演奏会に客演してコンサートを成功させ、オーケストラと良好な関係を築いた。豊かな音楽性、的確な解釈、明快な指揮ぶりが常任指揮者就任依頼に繋がったという。なお、ブラビンスは「次期常任指揮者」として、12年7月の定期演奏会1回2公演と13年2月の市民会館名曲シリーズ1公演の、計3公演に登場する。また、12年4月からコンサートマスターに田野倉雅秋が就任することも、併せて発表された。
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