ロン=ティボー国際音楽コンクール ヴァイオリン部門で竹内鴻史郎が第3位、橘和美優が第5位

表彰式の様子(c)Corentin Schimel – Fondation Long-Thibaud

 パリで11月22日から26日まで行われていたロン=ティボー国際音楽コンクール(Concours international Long-Thibaud)ヴァイオリン部門のファイナルが26日に行われ、竹内鴻史郎が第3位に、橘和美優が第5位に入賞した。

 結果は以下の通り。括弧内はファイナルでの演奏曲。

第1位:Bohdan Luts/ウクライナ
(シベリウス:ヴァイオリン協奏曲)
第2位:Dayoon You/韓国
(シベリウス:ヴァイオリン協奏曲)
第3位:Koshiro Takeuchi/日本
(ブラームス:ヴァイオリン協奏曲)
第4位:Vikram Francesco Sedona/イタリア
(ブラームス:ヴァイオリン協奏曲)
第5位:Miyu Kitsuwa/日本
(チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲)

 第1位のボーダン・ルッツはウクライナ出身。あわせて審査員賞、聴衆賞などの副賞を受賞。2022年には17歳でニールセン国際音楽コンクールを制しており、現在はスイスの国際メニューイン音楽アカデミーに在籍している。

Bohdan Luts

 本コンクールは、1943年にピアニストのマルグリット・ロンとヴァイオリニストのジャック・ティボーが創設。今年で創設80年を迎える。ヴァイオリン部門は、2021年に開催予定だったが中止となり、今回が5年ぶりの開催となった。表彰式には審査員の諏訪内晶子も登場し、入賞者に表彰状を贈った。

 第3位に入賞した竹内鴻史郎は、現在、東京音楽大学付属高等学校3年に特別特待奨学生として在籍する18歳。2021年第90回日本音楽コンクールで第3位、今年10月にイタリアで行われた第57回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第5位入賞など、国内外のコンクールで頭角を現している。また、来年9月には尾高忠明指揮・東京フィル「平日の午後のコンサート」への出演も決まっており、今後の活躍に期待が高まる。

竹内鴻史郎

 第5位の橘和美優は東京藝術大学を首席で卒業し、現在は東京音楽大学大学院に特別特待奨学生として在籍。2020年第89回日本音楽コンクール入選、21年第19回東京音楽コンクール第2位、22年第8回仙台国際音楽コンクール第5位など、国内のコンクールで実績を重ねているほか、モーツァルト国際室内楽コンクールで第2位(最高位)受賞と、室内楽の分野でも活躍。紀尾井室内管弦楽団 2023年度シーズン・メンバー。

橘和美優

 予選からファイナルまでのコンクールの様子は、YouTubeにてアーカイブ配信が行われている。

Concours international Long-Thibaud
https://www.long-thibaud.org