大阪府豊中市を本拠地とする日本センチュリー交響楽団は、次期音楽監督に久石譲が就任することを発表した。任期は2025年4月から。作曲家としてだけでなく、近年は指揮者としての活動も多い久石だが、常設のプロオーケストラの音楽監督を務めるのははじめて。
現在、同楽団の首席客演指揮者である久石は「古典作品への新しいアプローチ」「現代作曲家の紹介」「自身の作品」の3つを軸とし活動。新たな観客獲得に貢献してきた。
次期音楽監督としてオーケストラのかじ取り役を担うにあたり、グローバルな活動など、久石ならではの新たな展開が期待される。
以下、日本センチュリー響から寄せられた久石のコメントを紹介する。
久石譲/Joe Hisaishi
一度はオーケストラと深く関わる仕事をしてみたいと思っていました。
たくさんのお客様に受け入れられた上で高い音楽性を維持できるよう努めます。
日本センチュリー交響楽団(旧:大阪センチュリー交響楽団)は1989年創立。2011年に名称を改め、19年に30周年を迎えた。現在は、飯森範親が首席指揮者、秋山和慶がミュージックアドバイザーを務めている。
比較的小さな編成の同楽団は、精緻なアンサンブルと高水準な演奏で評価を得ているほか、100曲を超えるハイドンの全交響曲を演奏する「ハイドンマラソン」など魅力的なプロジェクトも多い。
【Information】
日本センチュリー交響楽団 第279回定期演奏会
2024.2/9(金)19:00 大阪/ザ・シンフォニーホール
指揮:久石譲
曲目/
ドビュッシー:小組曲、交響詩「海」
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
10/16(月)発売
問:センチュリー・チケットサービス06-6848-3311
https://jcso.or.jp/