“永遠の先駆者”たちが再びやってくる!
「ブラス・アンサンブル界における、永遠の先駆者」。尊敬を込め、世界中の音楽ファンは彼らをそう呼ぶ。1970年の結成以来、鉄壁のアンサンブルと高い音楽性、音楽への熱い愛情、そして、黒のフォーマル・スーツに白いスニーカーという独特のいでたちを武器に、他の追随を許さぬ先鋭さでステージを駆け抜けてきた金管五重奏団「カナディアン・ブラス」。ワシントン・ポスト紙をして「世界最高の金管アンサンブル」と言わしめた超人集団が、再び日本のファンの前に舞い降りる。
チャック・デーレンバック(テューバ)ら名手5人によって、カナダのトロントで結成。1975年にはアメリカ・デビューを果たし、わずか4年後には室内アンサンブルとして初めて、カーネギーホールのメインホールで単独公演を開き、大成功を収めた。そのレパートリーは、クラシックの名曲の編曲からオリジナル作品まで多種多様。年間100回ともされる厳しいステージ日程の中にも、音楽の愉悦を見失うことは決してない。
今回の日本公演は、創立メンバーのデーレンバックをはじめ、新鋭の手練れも交えた“最強の布陣”。まずは、ビゼー「カルメン組曲」からの名旋律や、バッハのオルガン曲から編曲された「パッサカリアとフーガ ハ短調」などクラシック曲を。そして、アメリカの古い伝承曲、アルゼンチン・タンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」も。さらには、映画音楽で知られるマイケル・ケイメンが、彼らのために書いた「五重奏曲」まで、いつもながらの自在な選曲で臨む。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年10月号から)
11/1(土)豊田市コンサートホール
11/2(日)伊丹アイフォニックホール
11/3(月・祝)丸子文化会館セレスホール
11/9(日)ルネこだいら
11/10(月)すみだトリフォニーホール
11/11(火)こまつ芸術劇場うらら
11/13(木)ふくやま芸術文化ホールリーデンローズ
11/14(金)牧方市市民会館
11/15(土)大田区民ホール・アプリコ
11/16(日)iichiko総合文化センター
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