トリオ・ヴェントゥス(ピアノ三重奏団) リサイタル ツアー 2023

メンデルスゾーンを軸にしたプログラムで3都市を巡る

左より:石川武蔵、廣瀬心香、鈴木皓矢

 廣瀬心香(ヴァイオリン)や鈴木皓矢(チェロ)らベルリンで活動していた若手奏者により2019年に結成され、精力的に快演を披露しているピアノ三重奏団「トリオ・ヴェントゥス」。このほど、パリ国立高等音楽院に学んだ石川武蔵(ピアノ)がメンバーに加わり、“新生ヴェントゥス”として初となる、東京、大阪、宮崎の3都市を巡るツアーを敢行、瑞々しい響きを紡ぐ。

 「VENTUS(ヴェントゥス)」は、ラテン語で“風”の意味。「3人で一つの大きな風を巻き起こそう」と名づけたという。2020年に東京文化会館でデビュー・リサイタルを開催し、同年10月には初アルバム『Schubert & Shostakovich』をリリース。22年にも国内3都市でリサイタルを開き、好評を得た。

 今回は、メンデルスゾーンの第2番をはじめ、ラヴェル(大阪、東京)、シューベルトの第2番(宮崎)、さらにトリオ・ヴェントゥスが委嘱し、22年1月の東京公演で初演した鈴木輝昭の第2番(大阪)と、多彩なピアノ三重奏曲を披露。トリオによる表現力の奥深さと心地よさを知らしめる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2023年2月号より)

2023.2/24(金)19:00 大阪倶楽部 
2/28(火)19:00 東京文化会館(小)
3/5(日)14:00 都城市ウエルネス交流プラザ ムジカホール
問:トリオ・ヴェントゥス trioventus03@gmail.com 
https://www.trioventus.com