今こそ「音楽のチカラ」を ─「クラシック・キャラバン 2021」特番 10/24放送

左:広上淳一 右:仲道郁代 (c) BS日テレ

 9月から12月にかけて全国で展開している「クラシック・キャラバン 2021」は、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況にあるクラシック音楽界の活性化を目指し、日本クラシック音楽事業協会が企画した業界横断の一大プロジェクト。10月24日、その模様が特別番組『クラシック・キャラバン 2021 クラシック音楽が世界をつなぐ』としてBS日テレで放映される。

 この番組の中心となるのは、9月15日に東京芸術劇場で開催されたガラ・コンサート。広上淳一指揮で、徳永二男(ヴァイオリン)、仲道郁代(ピアノ)、砂川涼子(ソプラノ)、福井敬(テノール)ら豪華ソリスト陣が、名作オペラのアリア、ピアノ協奏曲のフィナーレ、第九「歓喜の歌」といった華やかな曲目を披露した。

 ピアニスト・仲道郁代は、自身が出演したガラ・コンサートの魅力についてコメントした。
「こんなに多くのアーティストや関係者が集うことはこれまでなかったことで、これからの新しい第一歩につながれば良いと思います。目を背けてはいけない大切なことがあるんだということを改めて深く思い、みんなと集えるということがこんなに素敵だったんだと感じています」

仲道郁代 (c) BS日テレ

 さらに、番組では本プロジェクトのために国内外で活躍する音楽家たちで編成された「スーパー・クラシック・オーケストラ」にフィーチャーし、苦境のなかプロジェクトを通して学んでいく若手奏者の姿も伝える。
 コロナ禍の危機を乗り越えるため、音楽家や音楽団体が一丸となってプロジェクトに挑む様子が描かれる1時間。

撮影:堀田力丸

BS日テレ『クラシック・キャラバン 2021 クラシック音楽が世界をつなぐ』
2021.10/24(日)15:00~16:00

対談出演:檀ふみ、ロバート・キャンベル
インタビュー出演:広上淳一(指揮)、仲道郁代(ピアノ) 他
https://www.bs4.jp/cc2021/

収録公演
クラシック・キャラバン2021
クラシック音楽が世界をつなぐ ~輝く未来に向けて~ 華麗なるガラ・コンサート
2021.9/15(水) 東京芸術劇場 コンサートホール

広上淳一(指揮)
スーパー・クラシック・オーケストラ
徳永二男(ヴァイオリン)、長谷川陽子(チェロ)、仲道郁代(ピアノ)、但馬由香(メゾソプラノ)、伊藤貴之(バス)、砂川涼子(ソプラノ)、福井 敬(テノール)
藤原歌劇団合唱部、二期会合唱団
エルガー:「威風堂々」第1番
サン゠サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
フォーレ:エレジー
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 第3楽章
ラヴェル:ボレロ
ビゼー:歌劇《カルメン》より ハバネラ〈恋は野の鳥〉
ロッシーニ:歌劇《セヴィリアの理髪師》より〈陰口はそよ風のように〉
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》より〈勝ちて帰れ〉
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》より〈凱旋行進曲〉
プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より〈誰も寝てはならぬ〉
ベートーヴェン:交響曲第9番 第4楽章

クラシック・キャラバン 2021
https://classic-caravan2021.com