東京フィルハーモニー交響楽団が、2020シーズン定期演奏会のラインナップを発表した。同楽団は2020年より、1月から12月までを1シーズンとする暦年ベースのシステムに移行し、新シーズンも同楽団が特別な関係を築いてきた3人のマエストロ、チョン・ミョンフン、アンドレア・バッティストーニ 、ミハイル・プレトニョフを中心に、全8回の定期公演を予定している。
新シーズンの開幕は、首席指揮者バッティストーニによるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」(ソリスト:阪田知樹)とベルリオーズ「幻想交響曲」。バッティストーニは9月にも登場し、彼が得意とするイタリア・オペラよりザンドナーイの歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》を演奏会形式で上演する。
特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフは、3月と6月にタクトを執る。スメタナ「わが祖国」全曲演奏、バレエ音楽のシチェドリン「カルメン組曲」にチャイコフスキーの「組曲第3番」を披露する。
名誉音楽監督チョン・ミョンフンは2月、7月、10月で指揮台に立つ。ビゼーのオペラ《カルメン》演奏会形式、生誕250年のベートーヴェンにフォーカスした交響曲第3番 「英雄」とヴァイオリン協奏曲(ソリスト:服部百音)、そして10月には、マエストロ得意のマーラー「交響曲第3番」で2020シーズンを締めくくる。
この他、客演には4月、同楽団ともゆかりの深い佐渡裕が指揮台に立つ。没後30年を迎える恩師バーンスタインの交響曲第3番「カディッシュ」(共演:天羽明惠)などを披露する。
なお、東京フィルフレンズ(入会金・年会費無料、随時受付)会員向け優先発売は9月21日(土)より、期間中であれば誰でも定価の1割引で購入可能なWEB優先発売も同日より受付開始する(9/21(土)10:00〜10/31(木)23:59まで、SS席・学生席を除く)。
東京フィルハーモニー交響楽団
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