3月31日はオーケストラに存分に浸ろう!
「オーケストラにもっと親しみ、楽しんでもらいたい」という想いから、「ミミにイチバン!」の語呂合わせで全国のプロ・オーケストラが3月31日を「オーケストラの日」と定め、趣向を凝らした催しを全国各地で毎年行っている。
今年度、首都圏では東京文化会館に全13楽団が集まる予定。迫力と感動のサウンドが生まれるオーケストラのコンサートがどのように作られているのかを直に味わえる「ゲネプロ公開」をはじめ、様々な楽器の音色を知ることができる「楽器体験」に、ふだん見ることのできないホールの裏側を探る「バックステージツアー」(要事前申込)など盛りだくさんの内容だ。
目玉はやはり首都圏のプロフェッショナル・オーケストラより集まる特別なオーケストラ、「オーケストラの日祝祭管弦楽団」によるコンサート。あらゆる楽曲の魅力を鮮やかに描き出す大友直人指揮のもと、ジョン・ウィリアムズの「王座の間とフィナーレ」(映画『スターウォーズ』より)やラヴェルの「ボレロ」が披露される他、情熱的な演奏を武器に、パリを拠点として活躍するヴァイオリニストの竹澤恭子を迎えてメンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」も取り上げられ、オーケストラ・サウンドの魅力全開の作品を堪能できる。司会はコンサート・ソムリエの朝岡聡。この機会に、ぜひ気軽にオーケストラの魅力に触れてみてほしい。
文:長井進之介
(ぶらあぼ2019年3月号より)
2019.3/31(日) スペシャルイベント(無料)開場 11:00 コンサート 15:00 東京文化会館
問:日本オーケストラ連盟03-5610-7275
http://www.orchestra.or.jp/orchestraday2019/