HAKUJU 東日本大震災 チャリティコンサート

音楽のチカラで被災地への支援を続ける

2017年3月公演の様子

 この3月で、あの震災から7年を迎える。当時は多くの音楽家が「音楽をする意味」について自らに問いかけ、その後数々のチャリティコンサートが行われた時期にも、音楽家は様々な想いや現実的な課題と向き合い続けたという。そういった時期を乗り越え、現在でも継続しているチャリティ公演のひとつが、Hakuju Hallのコンサート。「東北復興支援プロジェクト・被災地支援チーム」を組織し、避難施設への健康機器の貸し出し等の支援を続けている、株式会社白寿生科学研究所が主催となり、福島県相馬市の「学校法人みどり幼稚園」を支援するチャリティ公演である。日頃からチャリティロビーコンサートをはじめとして、定期的かつ積極的に震災のチャリティ公演を続ける同ホールにおいて、3月11日のステージはより特別な意義を持つ
 想いを同じくして集まる有志は、林美智子(メゾソプラノ)、三舩優子(ピアノ)、小林美恵(ヴァイオリン)、川本嘉子(ヴィオラ)、長谷川陽子(チェロ)、大萩康司(ギター)、平野公崇、田中拓也、西本淳、本堂誠(ブルーオーロラ サクソフォン・カルテット)。我が国を代表する名演奏家たちが、さまざまな組み合わせで次々に登場して、古典から現代、映画音楽までを披露する。それだけでも貴重な時間だが、それ以上に、一人ひとりが特別な想いを胸に奏でる楽曲はさらに違った表情を見せ、会場にいる人々の胸にも迫ることだろう。この親密な会場で、出演者たちとともに、想いを馳せる。その想いを形にもできる大切な機会となる。
文:林 昌英 (ぶらあぼ2018年1月号より)

2018.3/11(日)15:00 Hakuju Hall
問:Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700 
http://www.hakujuhall.jp/
*チケットの収益および当日の募金の全額が「学校法人みどり幼稚園」に寄付される。