
愛知県の東海市芸術劇場が、この11月に「音楽祭TOKAI」を初開催する。音楽祭のためにそうそうたる名手たちが集結して、「音楽祭TOKAIフレンズ・オーケストラ」を組む。指揮はクリスティアン・アルミンク。ウィーンに生まれ、新日本フィルやベルギー王立リエージュ・フィルの音楽監督を経て、現在は広島交響楽団音楽監督を務める。モーツァルトの歌劇《魔笛》序曲、ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲に交響曲第1番という、アルミンク得意のウィーン音楽プログラムが用意された。
二重協奏曲のソリストは、楽壇デビュー40周年を迎えたヴァイオリンの豊嶋泰嗣と、大阪フィル特別契約首席奏者の花崎薫が務める。オーケストラには新日本フィルや名古屋フィルをはじめ、全国各地の楽団の首席奏者クラスがずらりと並んでおり、壮観というほかない。屈指の実力者たちが集まった一期一会のステージ。忘れがたい名演を期待したい。
文:飯尾洋一
(ぶらあぼ2026年9月号より)
音楽祭TOKAI
音楽祭TOKAIフレンズ・オーケストラ
2026.11/23(月・祝)15:00 東海市芸術劇場
問 東海市芸術劇場0562-38-7030
https://www.tokai-arts.jp

飯尾洋一 Yoichi Iio
音楽ジャーナリスト。著書に『クラシックBOOK この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる!』新装版(三笠書房)、『クラシック音楽のトリセツ』(SB新書)、『マンガで教養 やさしいクラシック』監修(朝日新聞出版)他。音楽誌やプログラムノートに寄稿するほか、テレビ朝日「題名のない音楽会」音楽アドバイザーなど、放送の分野でも活動する。ブログ発信中 https://www.classicajapan.com/wn/
