「炎の第九」で復興支援
“炎のコバケン”による熱い「第九」演奏を通じて、“生”の意味を改めて考えてみたい。未曽有の被害をもたらした東日本大震災が発生した2011年から、被災地の復興を応援しようと、ソニー音楽財団が毎年末に続けている小・中・高校生のための「第九」チャリティ・コンサート。今回は、小林研一郎指揮の日本フィルが登場し、魂の熱演を届ける。
ハンガリーと日本の架け橋となるなど、国際的な活動を展開し、その功績を認められて、2013年には旭日中綬章を叙された小林。福島県の出身であり、被災地への思い入れもひとしおだ。ソリストには、木下美穂子(ソプラノ)と手嶋眞佐子(メゾソプラノ)、錦織健(テノール)、青戸知(バリトン)と、わが国が誇る実力派がずらり。これを、東京音楽大学の合唱団による迫力ある歌声が、しっかりとバックアップする。なお、チケット収入の一部と当日の募金は、“RESTART JAPAN ファンド”へ寄付。被災地の子供たちの支援に役立てられる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年12月号から)
12/20(土)14:00 よこすか芸術劇場
問:Sony Music Foundation 03-5227-5233
http://www.smf.or.jp