インタビュー

本岩孝之(声楽)

愛の歌はバリトンがふさわしい  “声楽家”本岩孝之が、CD『バリトンでうたう愛の歌』をリリース、そして記念コンサートを開催する。自身6枚目となる今回のアルバムは、実は初めて“バリトンのみでの”CDとなった。そう、本岩孝之は、カウンターテナーからバスまでをこなすという驚くべき喉の持ち主なのだ。どのような経緯でこのような驚…

上岡敏之(指揮)

前代未聞の快挙が続く  ヴッパータール響との来日公演等で熱狂的支持を集める上岡敏之が、指揮者として「第九」とピアニストとしてベートーヴェンのピアノ・ソナタ集のCDを同時にリリースする。これはおそらく前代未聞だ。  「第九」は、「創設150周年の意味もあって、8年ぶりにヴッパータール響で演奏した」2012年9月のライヴ録…

寺神戸 亮 (指揮)

名作オペラを当時のサウンドで愉しむ  《フィガロの結婚》のテーマはいつの世にも変わらぬもの。つまりは「横暴な上司に“倍返しする”部下」である。だから、どんな上演スタイルでも愛される人気作。今回はバロック演奏の第一人者、寺神戸亮が「18世紀の音」でこのオペラを追究する。 「モーツァルト後期のオペラは比類なき傑作ぞろいです…

【WEBぶらあぼ特別インタビュー】アルトゥーロ・チャコン=クルス(テノール)

ホフマンは特異なキャラクターの持ち主ですが、 共感するところがあって、大好きな役です  爽やかな笑顔の中に、アーティストの強い探究心も覗かせるアルトゥーロ・チャコン=クルス。メキシコ生まれの新星テノールが、《ホフマン物語》主演の意気込みを大いに語る。  「29歳で初挑戦して以来、この詩人役はもう7年歌ってきました。今回…

熊谷和徳 全文インタビュー

  1)日本で相応のキャリアを積みながら、なぜもう一度NYに戻ってタップを研鑽 しようとされたのでしょうか? 今 まで何度か自分の中でもういちど『ゼロからスタート』したいというタイミ ングが何度かありました。一度目は19歳でNYに行くと決めたと き、二度目は 26 歳でアメリカでのテロを経験した後日本に帰国し…

R. テューズリー 全文インタビュー

1)まだトップで踊れる実力がありながら、引退を決めたのはなぜでしょうか? 現在の心境をお聞かせください。   ダンサーは、遅かれ早かれいつステージを去るかを考えなくてはなりません。もちろん僕にとっても誰にとっても簡単な決断ではありません。僕は25年もの間、ステージとともに生きてきたことになります!肉体的にも演…

中井恒仁&武田美和子(ピアノ・デュオ)

“好対照デュオ”が挑む「第九」  デュオにはさまざまなタイプがあるが、中井恒仁&武田美和子ピアノデュオの場合は、異なる個性が一体化する“好対照デュオ”なのだろう。 「双子や兄弟などそっくりな2人が演奏するデュオもありますが、私たちの場合は体格も音の特徴も違います。性格の異なる相手のピアノを信頼し、流れを予想しながら一つ…

藤村俊介(チェロ)

リサイタルはピアノ、CDは2台ハープと共演  NHK交響楽団でチェロのフォアシュピーラー(次席奏者)を務める傍ら、ソリストとして、また人気チェロ・クァルテット「ラ・クァルティーナ」のメンバーとしても活躍する藤村俊介。そんな藤村が11月に行うリサイタルは、ブラームスのスケルツォ(F.A.E.ソナタ)&ソナタ第2番、カサド…

ジャナンドレア・ノセダ●指揮

《仮面舞踏会》はどこから見てもキラキラと輝いているオペラです  2010年の初来日から3年、イタリアが誇る歌劇場の一つ、トリノ・テアトロ・レージョ(トリノ王立歌劇場)が今秋待望の再来日を果たす。先だって音楽監督ジャナンドレア・ノセダに現地で抱負を存分に語ってもらった。 「1973年にカラスとディ・ステファノ“演出”の《…

新倉 瞳(チェロ)

デュオとトリオで聴かせる新たな魅力  昨年6月にスイスの名門バーゼル音楽院の修士課程を最高点で修了し、現在は同音楽院の教職課程で学ぶチェリストの新倉瞳。この11月に行うリサイタルでは、ピアノとのデュオのほか、ヴァイオリンを加えたトリオも聴かせる2段構成プログラムが興味深い。  前半はピアノ(鈴木慎崇)とのデュオ。サン=…