インタビュー

須藤千晴(ピアノ)

ピアノ作品の“宝石”をちりばめて  「ジェム gems 」とは宝石のこと。一粒ごとに、そして見る角度によって宝石は多彩な輝きを放つ。須藤千晴の新譜『ジェム』は、まさにピアノ作品の“宝石”をちりばめている。ドビュッシー、リスト、メンデルスゾーンの作品群から9曲を選んだ。 「どれもいわゆる『大曲』ではないけれど、私が過去1…

ラスタ・トーマス & 大貫勇輔『Rock the Ballet 2』

ロックなバレエが体感できる!  「ハロー、ジャパン! 会いたかったよー!」と常に明るいラスタ・トーマス。愛くるしい外見からは想像できないくらいの身体能力、しかも若くしてバレエの重賞を受賞するなど数々の“伝説”を築いてきた。そんな彼が自らのカンパニー「バッドボーイズ・オブ・ダンス」を率いて来日したのが2年前。宝塚歌劇団O…

諏訪内晶子(芸術監督/ヴァイオリン)

 ヴァイオリニストの諏訪内晶子が芸術監督を務めることで話題の『国際音楽祭NIPPON』。リゾート地ではなく、あえて街中で開催することで、クラシック音楽を聴く楽しみを日常生活に加えて欲しいという願いが込められた企画だ。その第3回目が、今年の10〜12月に、名古屋、横浜、郡山の3都市で開催される。演奏家として、教育者として…

ヤクブ・フルシャ(指揮)

信頼厚き都響と導く、チェコ音楽の再発見  2010年から東京都交響楽団の首席客演指揮者を務める俊才フルシャが、この9月、チェコ音楽の深き世界を披露する。6月のスーク・プログラムに続く意欲的な演目は、都響への信頼の証しでもある。 「彼らとは幸せな関係が築けたと思います。同僚や家族、チームの一員になった気がしますし、いつも…

準・メルクル(指揮)

 ホンモノの若さとは何か——それは「型にはまらない心」を指す言葉である。東京二期会がこの9月に上演する《イドメネオ》は、ドラマはギリシャ神話の古風な物語ながら、音楽には青年モーツァルトならではの型破りな個性が溢れる異色のオペラ。日本の我々にも馴染み深いマエストロ、準・メルクルがこの名作の魅力をじっくりと語る。 「178…

小森輝彦(バリトン) オペラ《遠い帆》

支倉常長の人間像に迫る“和製オペラ”の傑作  三善晃唯一のオペラ《遠い帆》(1999年/脚本:高橋睦郎)が14年ぶりに東京で上演される。仙台市の委嘱作品で、伊達政宗が支倉常長らをスペインに送った1613年の「慶長遣欧使節」の史実に基づく、支倉の心理描写を軸にした物語。東京公演は昨年12月の仙台公演と同プロダクションで、…

鈴木大介(ギター) Hakujuギター・フェスタ2014

ギターが紡ぐフランスのエスプリ  「フランスのギター音楽を、しかもこれだけ幅広い時代にわたって取り上げることは珍しいですし、さまざまなタイプのギタリストがいる日本だからこそ実現したプログラムなんだと思います」  こう語るのは、自身も出演者に名を連ねる鈴木大介。9回目を迎える夏のギター音楽の祭典『Hakujuギター・フェ…

ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ)

深い精神世界、こだわりのピアニッシモ  パワーと華やかさで魅せようとする若手が次々出現する中で、ニコライ・ホジャイノフはひときわ異彩を放つ。深い精神世界、確固たる信念に基づく繊細な表現。こだわりぬいて鳴らすピアニッシモや静寂を聴かせることができる、貴重な才能だ。  2010年、18歳の最年少でショパン国際ピアノ・コンク…

勅使川原三郎 × オーレリー・デュポン 『睡眠 -Sleep-』

デュポンのコンテンポラリー、初上陸!  世界最高峰のアーティストの共演である。強烈なオリジナリティと揺るぎない世界観の舞台を作り出す演出・振付・ダンサーの勅使川原三郎。その実力は世界でも高く評価され、日本で唯一パリ・オペラ座バレエ団から作品依頼を受けるほど。昨年は同団へ2作目となる『闇は黒い馬を隠す』も発表した。そして…

柄本 弾(東京バレエ団 プリンシパル)

舞台を楽しんでいます!  モーリス・ベジャールが1964年に創作した大作バレエが、パリ・オペラ座来日公演以来15年ぶりに、日本のバレエ団によって初めて上演されようとしている。奇しくも同年に誕生した東京バレエ団の、創立50周年記念シリーズ第7弾『第九交響曲』。同団と共に兄弟バレエ団であるモーリス・ベジャール・バレエ団(B…