第4回東京国際ヴィオラコンクール 結果発表

 5月26日から6月3日まで上野学園 石橋メモリアルホールで開催された第4回東京国際ヴィオラコンクールの入賞者が以下の通り発表された。

第1位 ルオシャ・ファン(中国) 
第2位 セジュン・キム(韓国)/ジーユー・シェン(中国)

ルオシャ・ファン
写真:藤本史昭 提供:東京国際ヴィオラコンクール運営事務局

セジュン・キム
写真:藤本史昭 提供:東京国際ヴィオラコンクール運営事務局

ジーユー・シェン
写真:藤本史昭 提供:東京国際ヴィオラコンクール運営事務局

 同コンクールは、世界でも数少ないヴィオラ音楽の祭典“ヴィオラスペース”の活動の一環として2009年に創設。以後3年毎の開催を続けており、今回が4回目。アジア太平洋地域における初のヴィオラ単独の国際コンクールでもある。今回は、22の国と地域から83名の応募があり、予備審査により選出された演奏家32名がステージに立った。審査委員長は今井信子、副審査委員長にアントワン・タメスティ。そのほかハリオルフ・シュリヒティヒ、パメラ・フランク、野平一郎が審査委員を務めた。
入賞発表後の3人と審査委員
写真:藤本史昭 提供:東京国際ヴィオラコンクール運営事務局

 今井は「今回も前回に増してレベルが高いコンクールでした。加えて課題曲も9曲と多く、皆、決死の覚悟で遠くまで来てくれたと思います」とコメント。また、タメスティは「“比べる”ということが大変難しかった。審査委員も聴きながら、感動し成長することができたと思いました。個人的に、ヴィオラという楽器がここまでの高みにくることができたということが実感でき嬉しかったです」と述べた。
(ぶらあぼ2018年7月号より)

東京国際ヴィオラコンクール
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