ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミー校長ツィスカリーゼによるクラスレッスン公開

 海外で活躍する若手日本人バレエダンサーを迎えて『バレエ・アステラス 2017』が7月22日、新国立劇場オペラパレスで上演される。第8回目となる今年は、ロシアの芸術文化海外発信プロジェクト「ロシアの季節」の一環として、来年280周年を迎えるワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミーから、舞踊実技学部上級課程6年生から9年生(最終学年)までの精鋭が初出演、『人形の精』 組曲(ニコライ・ツィスカリーゼ改訂振付)を今後の活躍が期待されるマリア・ホーレワ主演で上演する。

 これに先立ち7月19日、元ボリショイ・バレエ プリンシパルで、現ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミー校長のニコライ・ツィスカリーゼによるクラスレッスンが公開され、同公演に出演する影山茉衣、菅野茉里奈らプロダンサーやワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミー生、新国立劇場バレエ研修所の生徒が参加した。
(2017.7/19 新国立劇場オペラパレス)

ニコライ・ツィスカリーゼ(中央)
撮影:瀬戸秀美 提供:新国立劇場

撮影:瀬戸秀美 提供:新国立劇場

撮影:瀬戸秀美 提供:新国立劇場

撮影:瀬戸秀美 提供:新国立劇場

 レッスン終了後の質疑応答でボリショイとワガノワのメソッドについて質問がおよぶとツィスカリーゼは、「ボリショイとマリインスキーは舞台のサイズが違うため、スタイル、踊り、動き方の違いはでるものの、基本的にはワガノワ・メソッド。また、退団後すぐに校長になったわけではなく、私は在団時から次のステップで何をするかを考え、バレエ学校で指導する立場となるためにバレエの専門知識や能力だけでなく、それをマネージメントするための基礎知識、私の場合は労働法も学び、バレエ学校の経営や指導について考えてきた」と語った。

ニコライ・ツィスカリーゼ(右)
撮影:瀬戸秀美 提供:新国立劇場

公開レッスンに参加したダンサーとニコライ・ツィスカリーゼ
撮影:瀬戸秀美 提供:新国立劇場

【公演情報】
バレエ・アステラス 2017
〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜

7月22日(土)15:00 新国立劇場オペラパレス

S席6,480円 A席5,400円 B席4,320円 学生席2,160円 Z席1,620円
※全席種当日券あり。
Z席は、公演当日朝 10:00 から新国立劇場ボックスオフィス窓口にて販売(1人1枚、電話予約不可)

問:新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/

*当日のプログラム詳細はこちらよりご確認ください。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/training/news/detail/27_010923.html