SWITCH 30th Anniversary 文学への新しい冒険 チャイコフスキー『くるみ割り人形』

異色の顔合わせで贈る一日限りの夢物語


 カルチャー誌『SWITCH』が、創刊30周年の節目を祝し今秋『くるみ割り人形』を上演。『くるみ割り人形』といえば、『眠れる森の美女』『白鳥の湖』と並ぶチャイコフスキー3大バレエのひとつであり、クリスマス・シーズンの風物詩としても知られる。ここでは俳優の石丸幹二、ダンサーの首藤康之、そしてピアニストの若林顕という異色の顔合わせにより、古典の作品世界を一新。構成・演出にはマイムパフォーマンスグループ・CAVAの丸山和彰を迎え、お馴染みの夢物語を独自の色で染め上げる。
 舞台に映像にと幅広く活躍中の石丸の語り、ダンス界を牽引する首藤の踊りと、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして国内外に名を馳せる若林のピアノ演奏をもって描かれる、新たな『くるみ割り人形』の世界とは…。各界きってのトップアーティストが織りなす、一日限りの特別なステージ。不朽の名作に果敢に挑む冒険の行方に期待がかかる。
文:小野寺悦子
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年11月号から)

11/18(火)14:30/19:30 世田谷パブリックシアター
問:スイッチ・パブリッシング03-5485-2100 
http://www.switch-store.net