読響名誉指揮者、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスが指揮活動中止

〜私は癌に侵されており、主治医たちとの協議の結果、今後の一切の指揮活動を中止するべきとの結論に達しました。私自身、とても残念ですが、プロフェッショナルとして活動を続けることが保証できない以上、引き際がやってきたことを認めざるをえません〜

読響と最後の共演となった2012年11月-12月公演より
読響と最後の共演となった2012年11月-12月公演より

 読売日本交響楽団名誉指揮者のラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスが指揮活動を中止すると表明した。読売日本交響楽団が6日、伝えた。事実上の引退となる。

 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスは、1974年に読響へ初登場。以来、読響との関わりは40年近くにわたり、小林研一郎(特別客演指揮者)と並んで、もっとも共演歴の長い指揮者。80年10月に第4代常任指揮者に就任、以後は首席客演指揮者(〜89年)、名誉指揮者(90年〜)となり現在に至る。共演回数は外国人指揮者で最も多く、169回の公演を指揮した。

読売日本交響楽団
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