
名実ともに日本を代表するチェリスト。桐朋学園子供のための音楽教室、同学園高校音楽科を通じ齋藤秀雄に師事。1961年インディアナ大学に留学し、ヤーノシュ・シュタルケルに師事。1963年ミュンヘン国際コンクールで第2位、続いてカザルス国際コンクールで第1位入賞を果たし、現在に至るまで世界各地から招かれ、オーケストラとの協演、リサイタルを行っている。
1971年鳥井音楽賞(現サントリー音楽賞)、1973年『ウジェーヌ・イザイ・メダル』(ベルギー)、1974年『芸術祭放送大賞』、1980年『芸術祭優秀賞、レコードアカデミー賞』、1987年『モービル音楽賞、N響有馬賞』、1993年『日本藝術院賞』、1998年『中島健蔵音楽賞』などに加え、2009年秋の紫綬褒章を受章。同年、天皇陛下御在位二十年記念式典にて御前演奏を行った。
2013年、文化功労者に選出。2014年インディアナ大学より『トーマス・ハート・ベントン ムーラルメダル』、2016年『ウィーン市功労名誉金章』、『2016年度毎日芸術賞(音楽部門)』、2018年『文化庁創立五十周年記念表彰』など多数受賞、表彰されている。また、2020年のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団日本公演においてソリストを務め、大反響を呼んだ。
2024年11月には、クラシック音楽の器楽奏者として初めて文化勲章を受章。
最近の録音では『肖像』が2021年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞、2023年には『R. シューマン:民謡風の5つの小品』をリリースした。
カナダ・西オンタリオ大学准教授、アメリカ・イリノイ大学教授、インディアナ大学教授を経て、現在桐朋学園大学特命教授(元学長2004~2013年)、韓国国立芸術大学客員教授。霧島国際音楽祭音楽監督。公益財団法人サントリー芸術財団代表理事、サントリーホール館長、日本演奏連盟理事長、日本チェロ協会理事長。日本芸術院会員。
2022-2023シーズンは80歳記念公演を行うなど、精力的に演奏活動を行っている。
コンサート情報
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