ミシェル・ダルベルト(ピアノ)Michel Dalberto, piano

(C)Jean Philippe Raibaud

現代のフランスを代表するピアニスト。1975年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールおよび1978年リーズ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たす。最初の録音であるシューベルトの2つのソナタがアカデミー・シャルル・クロ・グランプリを受賞し、同年代のピアニストの中でも特に際立った存在として一躍注目を集めた。

パリ生まれ。フランスとイタリアにルーツを持つ。3歳半でピアノを始め、12歳よりパリ国立高等音楽院でアルフレッド・コルトーの愛弟子ヴラド・ペルルミュテールのもと研鑽を積む。室内楽ではジャン・ユボーに師事し、9年後卒業。

これまでに、パリ管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ウィーン交響楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団をはじめとする世界各地の主要オーケストラと、エーリヒ・ラインスドルフ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、コリン・デイヴィス、シャルル・デュトワ、ユーリ・テミルカーノフ、クルト・マズア、マレク・ヤノフスキ、レナード・スラットキン、ギュンター・ヘルビッヒ、ダニエレ・ガッティ、ジョン・エリオット・ガーディナー等の指揮者と共演している。またルツェルン、フローレンス、エクス・アン・プロヴァンス、ウィーン、エディンバラ、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ニューポート、マイアミ、シアトル等の音楽祭に出演するほか、日本、韓国、中国でも定期的に演奏している。

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デビュー当時よりシューベルトモーツァルトの解釈には定評があり、リスト、ドビュッシー、フォーレ、シューマン、ラヴェルの演奏も高く評価されている。レコーディングでも数々の名盤を残し、DENONからリリースした『シューベルト:ピアノ作品全集(14枚組)』は特筆に値する。また『グリーグ:ピアノ協奏曲/R.シュトラウス:ブルレスケ』(ジャン=ベルナール・ポミエ指揮フィルハーモニア管弦楽団)、『グリーグ/シューマン:ピアノ協奏曲』(エリアフ・インバル指揮ウィーン交響楽団)のほか、バーバラ・ヘンドリックスとのフォーレの歌曲集や、ジェシー・ノーマンとのショーソンの歌曲集等がある。BMGにも幅広いレパートリーを録音しており、とりわけ2004年の『オペラ座のピアノ~リゴレット・パラフレーズ~リスト:ヴェルディ&ワーグナー・トランスクリプション』は専門誌で絶賛された。2018年、演奏活動40年を記念し『エラート録音全集(17枚組、原題“The making of a musician”)』がエラート/ワーナーからリリースされ話題となった。近年はアパルテより『ドビュッシー:ピアノ作品集』、『フォーレ:ピアノ作品集』、『フランク:ピアノ作品集』、『ラヴェル: 夜のガスパール』をリリース。2020年、ラ・ドルチェ・ヴォルタからリリースした『ベートーヴェン: ピアノソナタ集』はクラシカ・マガジン誌の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

室内楽奏者としても傑出しており、ヘンリク・シェリングとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会、ニキタ・マガロフと2台ピアノ演奏会、ドミトリー・シトコヴェツキー&リン・ハレルとのトリオで共演した。また、ワディム・レーピン、ジュリアン・ラクリン、ニコライ・ズナイダー、ルノー・カピュソン、ユーリ・バシュメット、トルルス・モルク、アンリ・ドマルケット、エマニュエル・パユ、ポール・メイエ、モディリアーニ弦楽四重奏団、エベーヌ弦楽四重奏団、バーバラ・ヘンドリックス、ジェシー・ノーマン、イルディコー・ライモンディ、シュテファン・ゲンツ、エドウィン・クロスリー=マーサー等と共演している。

1991年から2009年までクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの審査委員長を務め、現在は理事。パリ国立高等音楽院の教授を務め、各地でマスタークラスも開催する。日本では、2006年放映のNHKテレビ「スーパーピアノレッスン」で講師を務め、エスプリに富んだ演奏を披露し一世を風靡した。1996年、フランス政府から国家功労勲章を授与される。

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