Tag Archive for 指揮

エリアフ・インバル(指揮)

“宇宙”と一体化できる音楽  83歳を迎えた今もエネルギッシュにタクトを執るエリアフ・インバル。関わりが深いベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団を率いて、2年ぶりの来日ツアーを行う。 「このオーケストラと出会ったのは1989年、ベルリンの壁が崩れた年です(翌年、東西ドイツが再統一)。当初はいかにも“東ドイツ”のオーケス…

小林研一郎(指揮)

コバケンと縁の深いオーケストラが生み出すハンガリーの響き  日本とハンガリーの外交関係開設150周年を迎えた今年、様々な記念文化事業が行われている。そのハイライトとも目されるのが、1945年ハンガリー国営鉄道設立のハンガリー・ブダペスト交響楽団(MÁVブダペスト交響楽団、以下MÁV)来日公演である。9公演にも及ぶツアー…

リュウ・シャオチャ (呂 紹嘉)(指揮)

台湾のクラシック・シーンを牽引するマエストロ  近年、目覚ましい成長を遂げたアジア諸国のオーケストラの中にあって、特に高い評価を受けているのが、台湾フィルハーモニック(台湾では国家交響楽団の名称)。音楽監督を務めるリュウ・シャオチャに率いられて2019年春に来日、熱いサウンドを披露する。  「日台は物理的な距離だけでな…

佐渡 裕(指揮)

《オン・ザ・タウン》は歴史的な舞台になります  欧州で活躍する佐渡裕にとって、日本での主軸は兵庫県立芸術文化センターの活動、なかでも毎夏の「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ」だ。今年はバーンスタインのミュージカル《オン・ザ・タウン》を取り上げ、兵庫で8公演、東京で4公演を行う。  同シリーズではこれまで14作を上演。今…

渡邉康雄(ピアノ/指揮)

室内楽的な対話が“弾き振り”の極意だと思います  ピアニスト&指揮者の渡邉康雄がベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、第5番「皇帝」を弾き振りする。管弦楽は共演歴も長く、互いの呼吸を熟知しているオーケストラ・アンサンブル金沢。渡邉は両曲をすでにさまざまなオーケストラと弾き振りで演奏しており、いずれはベートーヴェンのピアノ…

ウラディーミル・ユロフスキー(指揮)

指揮者や編曲者としてのマーラーにも注目してください  ベルリン放送交響楽団が芸術監督・首席指揮者のウラディーミル・ユロフスキーに率いられ来日する。ユロフスキーは2017年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との日本ツアーで初来日を果たし、その確かな音楽性とカリスマ性で日本の聴衆を魅了した。また、2021/22シーズンよ…

第18回 東京国際音楽コンクール〈指揮〉結果発表と記者会見

優勝は沖澤のどか、女性で初めての第1位そして36年ぶりに日本人が上位独占  10月8日から14日まで東京オペラシティで「第18回 東京国際音楽コンクール〈指揮〉」が行われた。今回のコンクール、応募は42の国・地域より238名あり、9ヵ国18名が事前審査にパスし参加、第一次予選で8名に絞られ、第二次予選を通過した4名が本…

金 洪才(指揮)

韓国「ビッグ3」とまで言われる実力派オーケストラを率いて  10月に韓国の光州市立交響楽団が2年振りの来日公演を行う。率いるのはこのオーケストラの芸術監督、金洪才だ。金は日本育ちだが、2000年以降に韓国でも指揮活動をはじめ、07年には蔚山(ウルサン)市立交響楽団の芸術監督になり、9年かけて韓国トップクラスの団体に育て…

広上淳一(指揮/東京国際音楽コンクール〈指揮〉審査委員)

いまの完成度より将来伸びそうな若者、未知数の才能と出会いたい  「今、指揮者としてやっていられるのは、このコンクールのおかげです。みんな(アムステルダムで1984年に行われた)キリル・コンドラシン・コンクールに優勝したからでしょ、と言うけれど、そうではありません。82年の民音コンクール(旧称)がなければ、僕はここにいま…

上岡敏之(指揮)

深化と進化を加えながら迎える3年目のシーズン  上岡敏之は、9月に新日本フィルの音楽監督として3年目のシーズンを迎える。就任後2年、彼は手応えを感じつつある。 「一つひとつ地道な作業を続けていくことで、深化と進化が無理なく進み、楽員との距離が縮まってきました。最も力を注いだのは、虚心に帰って楽譜を読むこと。日本独特の演…