Tag Archive for 多田羅迪夫

【CD】ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」/朝比奈隆&新日本フィル

 朝比奈隆が手兵大阪フィル以外で恒常的に指揮したのが新日本フィルで、《指環》全曲など名録音を多く残した。彼らとの最後のベートーヴェン・ツィクルスも、この「第九」で完結した。90歳になろうという巨匠の芸の奥行が随所で感じられる。冒頭楽章がとても立派な造形である。ヴィブラートをたっぷり効かせた弦の美しいこと。第1主題の頂点…

鈴木秀美(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

晩年のハイドンが描く壮大な世界と自然の賛美  鈴木秀美の指揮により、ハイドンの壮大なオラトリオ「天地創造」が聴けるのは大きな喜びだが、期待と同時に不思議な興奮を呼び起こす。旧約聖書の『創世記』で描かれる世界の成立(神による6日間の創造)、ジョン・ミルトンの叙事詩『失楽園』で描かれたアダムとエヴァ(イヴ)の誕生。多くの人…

【ゲネプロレポート】東京二期会《ナクソス島のアリアドネ》Vol.2

 昨日11月23日(水・祝)に初日を迎えた東京二期会《ナクソス島のアリアドネ》。  ここでは22日に行われた2日目組(田崎尚美&菅野敦&清野友香莉組、24日と27日出演)のゲネプロ(最終総稽古)をご紹介。 (2016.11/22 日生劇場 Photo:J.Otsuka/TokyoMDE) 【関連記事】 ●【ゲネプロレポ…

【ゲネプロレポート】東京二期会《ナクソス島のアリアドネ》Vol.1

 11月23日(水・祝)より日生劇場で上演される東京二期会《ナクソス島のアリアドネ》。9月の《トリスタンとイゾルデ》に続くライプツィヒ歌劇場との提携公演第2弾で、カロリーネ・グルーバー演出、シモーネ・ヤング指揮。  21日に行われた初日組(林正子&片寄純也&髙橋維組、23日と26日出演)のゲネプロ(最終総稽古)をご紹介…

演出家カロリーネ・グルーバーが語る《ナクソス島のアリアドネ》

 11月23日に開幕する東京二期会オペラ劇場《ナクソス島のアリアドネ》は、プロローグと1幕からなるオペラで、前半の「前芝居」と後半の「オペラ」で構成される。あらすじはこうだ。  前半のでは、ウィーンの豪華な館で夜会の準備が行われている。館の主人が客をもてなすために用意した出しものはオペラ・セリア『ナクソス島のアリアドネ…

初演から100年!日本初演を果たした東京二期会が《ナクソス島のアリアドネ》を上演

 ウィーン初演から100年となる今年、東京二期会がR.シュトラウス《ナクソス島のアリアドネ》(以下《アリアドネ》)を上演する。  東京二期会は同作品を1971年7月に東京文化会館で日本初演。以降も2002年、08年に上演しているが、今回は9月の《トリスタンとイゾルデ》に続くライプツィヒ歌劇場との提携公演第2弾として、カ…

稽古場レポート:二期会WEEK2014 第3夜〈三浦環物語〉

 日本最初の国際的プリマドンナ三浦環(みうらたまき)生誕130周年を記念して現在、日本の音楽界を席巻する二期会のベストメンバーが、日夜稽古を繰り広げています。  日本の音楽史、朗読劇、演劇、オペラ、コンサート、脚本、一度にたくさんの興味が満たされるおすすめの公演。連日連夜の熱気溢れる稽古はまさに佳境に入ってきました。 …

二期会WEEK@サントリーホール2014

スペイン音楽から三浦環まで〜歌の魅力を存分に  二期会所属の名歌手たちが結集し1週間にわたって繰り広げる、恒例の《二期会WEEK》。今年のラインナップは、第1夜『The JADE★アコースティック』(完売)、第2夜『歌曲の世界R. シュトラウス生誕150年によせて』、第3夜『オペラ朗読劇〈ある晴れた日に…オ…