Tag Archive for 井上道義

シュニトケ & ショスタコーヴィチ プロジェクト2―チェンバー・オーケストラ

時代に翻弄された作曲家3人の内奥を探る  独自の視点と問題意識をもって、意欲的な主催公演を企画し続けているトッパンホールによる、今シーズン屈指の挑戦的な公演が「シュニトケ & ショスタコーヴィチ プロジェクト」である。室内楽作品を集めた第1回に続き、第2回は室内オーケストラを中心とした協奏作品——シュニトケの代表作「コ…

井上道義(指揮) オーケストラ・アンサンブル金沢

ファイナルもウィットに富んだ選曲で  10年間の“集大成”となる、鮮烈な響きを体感しておきたい。2007年の音楽監督就任以来、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の音楽性を磨き上げてきた名匠・井上道義が、この3月をもって退任することに。ハイドン初期の名交響曲とプーランクの佳品という、いかにも井上らしい、ひと捻り効い…

井上道義(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

夢と悪夢のグラデーション  井上道義が初めて日本のプロオーケストラの定期公演を指揮したのは、1976年の日本フィル東京定期演奏会だったという。当時のメイン・プログラムはベルリオーズの「幻想交響曲」。そんな縁で結ばれた井上と日本フィルが、40年以上の時を超えてふたたび「幻想交響曲」を演奏する。しかもプログラムがおもしろい…

アフラック クラシックチャリティーコンサート

名曲&名演で子どもたちに励ましを!  リニューアル・オープンしたサントリーホールに、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の潑剌とした演奏が響く。指揮はもちろん音楽監督の井上道義だが、コンサートは、小児がんと戦いながら毎日を送っている子どもたちと、それを支えているご家族のために行われるチャリティー公演なのだ。ユニーク…

【稽古場レポートvol.2】大阪国際フェスティバル/バーンスタイン「ミサ」

 まもなく大阪国際フェスティバルで上演される、バーンスタインの「ミサ」。先週末からは大阪に稽古場を移し、開幕に向けて本格的な稽古が続いているなか、7月5日、東京での最後の通し稽古を取材。全編から印象的な場面を一部紹介する。 (2017.7.5 都内稽古場 Photo&movie:M.Terashi/Tokyo…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2017

すべてのジェネレーションが楽しめるオーケストラの祭典  ミューザ川崎シンフォニーホールを中心に繰り広げられる“クラシックの夏フェス”として、首都圏のオーケストラが連日登場する破格の音楽祭として定着している『フェスタサマーミューザ』。今年もまたレギュラー出演となる各オーケストラをはじめ、初登場となるオーケストラも加わるな…

パイプオルガンとオーケストラの饗宴 ティエリー・エスケシュ(オルガン) 井上道義(指揮) オーケストラ・アンサンブル金沢

4ホールで体感するOEKとオルガンの華麗なるサウンド  加賀百万石の城下町・金沢が誇るコンサートホール、石川県立音楽堂の象徴と言える存在が、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)とオルガン。この2つを組み合わせて、古都から21世紀の響きを創造、発信してゆく一大プロジェクト『パイプオルガンとオーケストラの饗宴』が、いよ…

バーンスタイン「ミサ」楽曲構成

■第1曲<ミサの前の祈祷> 1.アンティフォナ(交誦):キリエ・エレイソン(主よ哀れみたまえ) 録音テープによる 2.讃歌と詩篇「シンプル・ソング」エレキギター伴奏でのフォークソング風 3.レスポンソリウム(応答誦)「アレルヤ」録音テープによる。スウィングル・シンガーズ風 ■第2曲<第一入祭文> 1.序の祈り マーチン…

井上道義が語る、バーンスタイン「ミサ」

 7月14、15日、大阪国際フェスティバルで、レナード・バーンスタインの「ミサ」(1971)が国内では23年ぶりに上演される。指揮は井上道義。  「歌手、演奏者、ダンサーのためのシアター・ピース」という副題を持つこの作品は、オーケストラ、合唱のほか、18人の独唱者、児童合唱、ロックバンド、ブルースバンド、ダンサーなどを…