Tag Archive for タンホイザー

バイロイト音楽祭の「子どものためのワーグナー」レポート

音楽祭の新体制発足と同時にスタートしたユニークな企画  長年、バイロイトの「緑の丘」に演出家・プロデューサーとして君臨してきた巨匠の孫、ヴォルフガング・ワーグナーは、複雑なお家騒動の末に、2008年の音楽祭終了後、自身の二人の(腹違いの)娘であるエーファとカタリーナに後継を託した。ヴォルフガングは10年に逝去するが、エ…

新国立劇場 オペラ2018/19シーズン

大野和士新芸術監督が打ち出す新機軸 新国立劇場2018/19シーズンのオペラ公演のラインナップが発表された。モネ劇場、リヨン歌劇場などのポストを歴任し、世界の歌劇場の最前線を知る大野和士の芸術監督就任で、同劇場が“世界の劇場の潮流”へとさらなる発展を遂げるであろう期待が高まる。会見での言葉を引用しつつ、新シーズンの注目…

クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)

 2017年9月、バイエルン国立歌劇場日本公演で、ドイツの偉大なヘルデン・テノール、クラウス・フロリアン・フォークトはワーグナーの歌劇《タンホイザー》のタイトルロールを歌い、絶賛された。そのフォークトの次なる日本公演は、東京・春・音楽祭 2018でのワーグナーの歌劇《ローエングリン》のタイトルロール。東京春祭ワーグナー…

【記者会見】バイエルン国立歌劇場2017年日本公演

 9月21日に開幕を控えた17日、バイエルン国立歌劇場日本公演の記者会見が開催された。出席者は劇場総裁のニコラウス・バッハラー、音楽総監督キリル・ペトレンコ、そして《タンホイザー》の出演主要歌手、クラウス・フロリアン・フォークト、アンネッテ・ダッシュ、エレーナ・パンクラトヴァ、マティアス・ゲルネ。 (2017.9.17…

バイエルン国立歌劇場

新地平を拓く舞台と、愛され続けるプロダクションの競演  ドイツの名門、バイエルン国立歌劇場が6年ぶりに来日する。大方の音楽ファンにとって最大の関心は、ケント・ナガノの後を継いで2013年秋から音楽総監督を務めているキリル・ペトレンコが初来日を果たすということにあるだろう。ウィーン・フォルクスオーパーのカペルマイスターと…

【特別寄稿】来日直前、高まるキリル・ペトレンコへの期待

アーティストたちが証言するマエストロの卓越した芸術性  8月のバイエルン国立歌劇場はひっそりと寝静まっている。6月24日から7月末まで続いたミュンヘン・オペラ・フェスティバルでは、キリル・ペトレンコ指揮《タンホイザー》が披露され、「Oper für alle (皆のためのオペラ)」と名付けられた、大スクリーンに映し出さ…