Tag Archive for イアン・ボストリッジ

大野和士(指揮) 東京都交響楽団

喜劇と悲劇が交錯する近代音楽の深淵  大野和士率いる都響が10月定期で披露したシュレーカーとツェムリンスキーの作品を聴いて、同コンビのプログラミングの妙と、大野が清新な抒情美や色香を都響に付与しているのを実感した。同様の感触を期待できるのが2019年1月定期のAシリーズ。特にマーラーの「少年の不思議な角笛」(5曲)は要…

2018年10月発売のおすすめチケット情報

■10/6(土)発売 東京二期会オペラ劇場 黛敏郎《金閣寺》(フランス国立ラン歌劇場との共同制作) 2019.2/22(金)18:30、2/23(土)14:00、2/24(日)14:00 東京文化会館 宮本亜門(演出) マキシム・パスカル(指揮) 出演/宮本益光 加耒徹 樋口達哉 星野淳 腰越満美 志村文彦 高田正人 …

イアン・ボストリッジ(テノール)

ランボーの詩にブリテンは自分の心を共振させたのかもしれません  滑らかな声音と抜群の喉の技で、バロックから近代まで緻密な歌の世界を作り上げるイアン・ボストリッジ。オックスフォードとケンブリッジで歴史学を学んだ知性派の名テノールが、この6月に東京都交響楽団と初共演。大野和士の指揮でブリテン初期の代表作、歌曲集『イリュミナ…

ダニエル・ハーディング(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団 ブリテン「戦争レクイエム」

強力なキャストで挑む記念碑的な大作  すみだトリフォニーを本拠とする新日本フィルが、2016年の年明け早々にダニエル・ハーディングの指揮でブリテン「戦争レクイエム」を鳴り響かせる。この曲はドイツの空爆によって破壊されたイギリスの教会の再建を祝って作曲されたが、このあたりの事情は私たちにとっても決して他人事ではない。今か…

イアン・ボストリッジ (テノール)〜ブリテン、ヴォルフを歌う

作曲家の心情を深くえぐり出す  これは楽しみだ。今や彼の行くところ、必ず秀演の旋風を巻き起こしている名テノール、イアン・ボストリッジが、母国イギリスが誇るベンジャミン・ブリテンをはじめ、名歌曲の数々を歌ってくれるのだから。20世紀の音楽界に大きな足跡を残したブリテンは、わが国では管弦楽のための作品や、優秀な指揮者として…

東京・春・音楽祭 2014

10年目を迎える上野の春、今回も魅力的な公演が目白押し  春の上野を華やかに彩る音楽祭として、すっかり定着した《東京・春・音楽祭》。2014年には第10回の節目の年を迎え、例年にも増して魅力的なラインナップが並ぶこととなった。開催期間は3月14日から、4月13日までの1ヵ月間。東京文化会館をはじめ、国立科学博物館や東京…