8/4(水)京都市交響楽団

左より:広上淳一(c)Masaaki Tomitori、黒川侑(c)Ikuo Hiramatsu、佐藤晴真(c)TOMOKO HIDAKI

 フェスタサマーミューザに西日本の雄、京都市交響楽団が初登場!
 常任指揮者の広上淳一とともに、聴衆の心を捉える名演を連続している京響。「黄金時代」を作り上げた広上は、同ポスト在任通算14年目だが、来年3月の退任が発表されている。
 コンビとして最後のシーズンでのミューザ出演は、ブラームスとベートーヴェン、自信のドイツ王道名曲プロで勝負。ブラームスは名作「二重協奏曲」で、期待の俊英たちがソロを務める。ヴァイオリン黒川侑は京都市生まれ、高校2年で日本音楽コンクール第1位など、地元から羽ばたき国内外で活躍中。チェロ佐藤晴真は、2019年に難関ミュンヘン国際コンクールで日本人として初の優勝を飾り、世界の注目を集めている。ベートーヴェンは交響曲第3番「英雄」。広上と京響の充実ぶりを広く示すには最高の名曲だ。両曲とも圧巻の演奏が実現するはず。
文:林昌英

【Information】

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2021
京都市交響楽団
古都の名門のサウンドがついにミューザに響く

2021.8/4(水)19:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
(18:00開場/18:20~18:40 広上淳一、奥田佳道(音楽評論家)によるプレトーク)

指揮:広上淳一(京都市交響楽団 常任指揮者兼芸術顧問)
ヴァイオリン:黒川侑
チェロ:佐藤晴真

プログラム
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」

●ホール座席券

S席A席B席
一般5,000円4,000円3,000円
友の会4,500円3,600円2,700円

U25(小学生以上25歳以下):各席半額
※U25割引はミューザ川崎シンフォニーホールおよびチケットぴあで購入できます。
※未就学のお子さまはご入場いただけません。

●オンライン鑑賞券

一般  1,500円
友の会 1,350円

ライブ+アーカイブ配信
※アーカイブ配信は翌々日正午より開始
※ライブ配信は開場時間より開始

*詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=2922

特集:フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2021
昨年、コロナ禍において先陣を切って行われた大規模音楽祭、フェスタサマーミューザKAWASAKI。感染対策を徹底し会場に観客を入れ(1/3ほどに制限)、全公演のライブ配信も行った。あの時期に1人の感染者も出さず、17回におよぶオーケストラ公演を行ったことは世界的に見ても大きなチャレンジかつ実績となった。そのサマーミューザ、今年は20公演とさらにパワーアップして7月22日から8月9日まで開催される。9つの首都圏のオーケストラに加え、オーケストラ・アンサンブル金沢と京都市交響楽団が加わった豪華ラインナップ。もちろん今年も 生音+生配信。サマーミューザおなじみの人気企画、プレトークやプレコンサートの模様もライブ配信されるので、全国どこからでも音楽祭を楽しめる。暑い夏に熱いパフォーマンスを期待したい。