7/25(日)オーケストラ・アンサンブル金沢

左より:井上道義 (c)高木ゆりこ、神尾真由子 (c)Makoto Kamiya

 4年ぶり2度目の登場となるアンサンブル金沢は、設立33年目を迎えた日本随一ともいうべき室内オーケストラ。国際的なテイストや精緻で見通しの良い演奏が唯一無二の魅力を放っている。今回は、2007年から11年間音楽監督を務めて楽団のキャパシティを広げた井上道義の指揮で、対照的な二人の作品を披露。シューベルトの交響曲「悲劇的」では濃密な歌と響き、プロコフィエフの「古典交響曲」では軽妙な綾とリズムで魅了する。チャイコフスキー・コンクールで優勝し、ロシアを拠点とする神尾真由子が魅せるプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番も必聴。そして何より“躍動する巨匠”井上の生気漲る音楽が聴く者を惹き付けて離さない。
文:柴田克彦

【Information】

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2021
オーケストラ・アンサンブル金沢
あの男とともに、アンサンブル金沢が帰ってくる!

2021.7/25(日)15:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
(14:00開場/14:20~14:40 井上道義によるプレトーク)

指揮:井上道義
ヴァイオリン:神尾真由子

プログラム
シューベルト:交響曲 第4番「悲劇的」 
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 
プロコフィエフ:古典交響曲

●ホール座席券

S席A席B席
一般5,000円4,000円3,000円
友の会4,500円3,600円2,700円

U25(小学生以上25歳以下):各席半額
※U25割引はミューザ川崎シンフォニーホールおよびチケットぴあで購入できます。
※未就学のお子さまはご入場いただけません。

●オンライン鑑賞券

一般  1,500円
友の会 1,350円

ライブ+アーカイブ配信
※アーカイブ配信は翌々日正午より開始
※ライブ配信は開場時間より開始

*詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=2912

特集:フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2021
昨年、コロナ禍において先陣を切って行われた大規模音楽祭、フェスタサマーミューザKAWASAKI。感染対策を徹底し会場に観客を入れ(1/3ほどに制限)、全公演のライブ配信も行った。あの時期に1人の感染者も出さず、17回におよぶオーケストラ公演を行ったことは世界的に見ても大きなチャレンジかつ実績となった。そのサマーミューザ、今年は20公演とさらにパワーアップして7月22日から8月9日まで開催される。9つの首都圏のオーケストラに加え、オーケストラ・アンサンブル金沢と京都市交響楽団が加わった豪華ラインナップ。もちろん今年も 生音+生配信。サマーミューザおなじみの人気企画、プレトークやプレコンサートの模様もライブ配信されるので、全国どこからでも音楽祭を楽しめる。暑い夏に熱いパフォーマンスを期待したい。