堺シティオペラと會田瑞樹が大阪文化祭賞 受賞

令和2年度大阪文化祭賞の受賞者が発表され、大阪文化祭賞に堺シティオペラ、大阪文化祭奨励賞に打楽器奏者の會田瑞樹が選ばれた。
同賞は、昭和38年創設。関西の著名な芸術家・文化人・ジャーナリストが「伝統芸能・邦舞・邦楽」「現代演劇・ 大衆芸能」「洋舞・洋楽」の各部門について審査。大阪府内で行われた様々な公演の中から、特に優れた成果をあげた者に対し贈られる。

會田瑞樹

各部門の受賞者は以下のとおり。

(1)大阪文化祭賞〔2件〕
第1部門(伝統芸能・邦舞・邦楽)
・竹本錣太夫
「初春文楽公演『傾城反魂香』【土佐将監閑居の段】」の成果

第2部門(現代演劇・ 大衆芸能)
・工藤俊作
「プロジェクトKUTO-10」の制作活動

第3部門(洋舞・洋楽)
・堺シティオペラ
「第34回定期公演『アイーダ』」の舞台成果

(2)大阪文化祭奨励賞〔5件〕
第1部門(伝統芸能・邦舞・邦楽)
・豊竹希太夫 「錦秋文楽公演『本朝廿四孝』【景勝上使の段】」の成果

第2部門(現代演劇・ 大衆芸能)
・沢村さくら
 「沢村さくら二十周年記念曲師の会」の成果
・橋本匡市
 オンライン配信を活用した演劇公演の企画上演

第3部門(洋舞・洋楽)
・環バレエ団
 「オータム・バレエ・コンサート」の成果
・會田瑞樹
 「ヴィブラフォンソロリサイタル in OSAKA」の成果

堺シティオペラの受賞理由として挙げられたのは、2019年10月の「フェニーチェ堺」グランド・オープンを飾った《アイーダ》上演。地元市民を含む総勢150名からなる大合唱団が登場するなど、市民オペラの上演史に足跡を刻む特筆すべき公演となった。

打楽器・ヴィブラフォン奏者として多くの新作初演を手がけ、国内外で活発な演奏活動をおこなっている會田瑞樹は、大阪での「ヴィブラフォンソロリサイタル in OSAKA」(2020年2月15日 あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール)が評価されての受賞。関西の作曲家の新曲を集め、現代曲の数々を親しみやすく紹介することに成功した。ヴィブラフォンの公演が選ばれるのは、57年の賞の歴史で初の快挙となる。

大阪文化祭賞
https://www.osaka-bunka.jp/bunkasai/

令和2年度大阪文化祭賞受賞者の決定について(大阪府プレスリリース)
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=40934


堺シティオペラ
http://sakai-city-opera.jp
會田瑞樹
https://mizukiaita.tabigeinin.com