昨日は、インターネットラジオOTTAVAのスタジオで『Radio Bravo』の収録でした。ゲストは、バンドネオン奏者の小松亮太さん。ピアソラ・イヤーの今年、小松さんは、なんと430ページにもわたる大著『タンゴの真実』（旬報社）を3月末に出版します。
All photos: I.Sugimura/BRAVO
ドイツで誕生したバンドネオンが、なぜ遠く離れたアルゼンチンでタンゴというジャンルの代名詞ともいうべき存在となったのか？ タンゴ史におけるピアソラの位置づけとは？ ── 一般に語られていることには、誤りも多いといいます。番組では、まさにタンゴの“真実”を、楽器を弾きながら熱く、熱く語ってくれました。聴けば、あなたのタンゴに対するイメージ、ピアソラ観が変わること、間違いなし！ 小松さん曰く「クラシック・ファンにこそ、タンゴを聴いてほしい」とのこと。その真意とは？
番組の放送は、3月12日（金）15時から。ピアソラ生誕100年の誕生日にあたる2021年3月11日の翌日です（惜しい！）。リスナー向けに、一般発売に先立ち、直筆サイン入り『タンゴの真実』を購入できるチャンスも。ぜひ、お聴き逃しなく！
ちょうど書籍の見本ができ上がってきたということで、スタジオではじめて分厚い本を手にして嬉しそう。思わず抱きしめる小松さん（笑）。2年かかって執筆した大作ですから、抱きしめたくもなりますね（本当は、原稿は倍くらいの分量書いたとか）。世界的にもタンゴについて体系的に論じた著作は非常に少ないそうで、今回の出版は貴重なものとなりそうです。
スタジオに持ってきてくださった楽器は、1930年代のものだとか。使い込まれたボタンや施された美しい装飾の一つひとつに、半端ないヴィンテージ感が漂います。
今年は、全国で多くの公演が予定されている小松さん。ぜひ、公式サイトを覗いてみてください。
■2021.3/12（金）15:00-16:00 Radio Bravo #15 ゲスト：小松亮太（バンドネオン）
インターネットラジオ OTTAVA
https://ottava.jp
小松亮太公式サイト
https://ryotakomatsu.net
『タンゴの真実』小松亮太 著
https://www.junposha.com/book/b561326.html