第507回日経ミューズサロン コハーン(クラリネット) & 金子三勇士(ピアノ) デュオ・リサイタル

盟友デュオが贈るリリカルな名旋律

 3月8日は「女性の日」。ヨーロッパでは、男性から女性へ、さらに女性同士でも花を贈り合う習慣がある。この日に開く日経ミューズサロンに、ハンガリー出身のクラリネットの名手コハーンと、人気ピアニストの金子三勇士が登場。とっておきの名旋律を詰め込んだ、“音の花束”をプレゼントしてくれる。

コハーンは、カルリーノ国際音楽コンクールなど、数多くの登竜門で優勝し、現在は日本を拠点に活動。そして、金子は2008年にバルトーク国際ピアノコンクールを制し、精力的な演奏活動の一方、ラジオ番組の司会やアウトリーチなど、マルチに活躍。実はこの2人、ハンガリーの中学校で同級生だったという。

ステージでは、フォーレ「夢のあとに」やラフマニノフ「ヴォカリーズ」など、抒情性に満ちた旋律をたっぷりと。さらに、昨年が日本との外交関係開設150周年だったハンガリーにちなみ、バルトーク「ルーマニア民族舞曲」やヴェチェイ「悲しきワルツ」、コハーン編曲によるリスト「ハンガリー狂詩曲第12番」などを披露する。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2021年3月号より)

2021.3/8(月)14:00 18:30 日経ホール 【配信あり】
問:日経公演事務局03-5227-4227
http://www.nikkei-events.jp
https://academia.nikkei.co.jp(アーカイブ配信)