サラマンカホールがオリジナルCDを製作 プレゼント企画実施

 サラマンカホールでは、コロナ禍でコンサートを開催できない状況が続いていた2020年5月に、「DIGITAL SALAMANCA HALL」という配信プロジェクトを立ち上げた。岐阜県出身の若手演奏家やホールゆかりのアーティストたちの演奏を収録し、公式YouTubeチャンネルで公開している。同ホールでは今回、このプロジェクトの音源の中から厳選された14曲を収めたCD『DIGITAL SALAMANCA HALL 2020』を製作。1月主催公演の来場者に配布されるほか、音楽家を目指す地元の高校生、ジュニアオーケストラの団員たちに寄贈される。

 収録されているアーティストは、佐藤晴真(チェロ)、中野振一郎(チェンバロ)、岐阜市出身の宇野由樹子(ヴァイオリン)、可児市出身の梅田智也(ピアノ)、岐阜市出身の垣内響太・垣内絵実梨(ヴァイオリン・デュオ)、そして2015年に結成された弦楽四重奏団サラマンカホール・レジデント・カルテットら7組10人。

 演奏曲は、収録に参加した音楽家たちが「いま、一番聴いて欲しい曲」として選び、「コロナの感染拡大が早く収束してほしい」と祈りを込めたものだそう。ホールでは、限定100名でこのCDのプレゼント応募も受け付けている。

写真提供:サラマンカホール

◎収録曲
[1] H.ヴィエニャフスキ:2台のヴァイオリンのためのカプリス Op.18より 第2番
[2] J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005 第1楽章 Adagio
(以上 垣内響太・垣内絵実梨)
[3] J.S.バッハ/A.コルトー編曲:チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV1056 第2楽章 Arioso
[4] F.ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 Lento con gran espressione
[5] F.シューベルト/F.リスト編曲:万霊節の日のための連祷
(以上 梅田智也)
[6-7] J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006 Ⅰ. Prelude、Ⅱ. Loure
[8] F.タレガ/R.リッチ編曲:アルハンブラの思い出
(以上 宇野由樹子)
[9-10] G.リゲティ:無伴奏チェロのためのソナタ 第1楽章 Dialogo、第2楽章 Capriccio
(以上 佐藤晴真)
[11] J.ハイドン:弦楽四重奏曲 第75番 ト長調 Op.76-1 第4楽章
(以上 サラマンカホール・レジデント・カルテット)
[12-14]  F.クープラン:「チェンバロ作品全集」より 優しい恋わずらい、神秘のバリケード、恋のうぐいす
(以上 中野振一郎)

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サラマンカホール
https://salamanca.gifu-fureai.jp
https://www.youtube.com/user/SalamancaHall/featured