鈴木優人プロデュース/BCJオペラシリーズ Vol.2 ヘンデル 歌劇《リナルド》オンライン会見

 指揮・チェンバロ奏者の鈴木優人がプロデュースするオペラシリーズ第2弾、ヘンデルの歌劇《リナルド》が10月31日に神奈川県立音楽堂、11月3日に東京オペラシティ コンサートホールで上演される。これに先立ち、9月29日にオンライン記者会見が開催された。登壇者は鈴木優人、演出の砂川真緒、リナルド役の藤木大地、アルミレーナ役の森麻季。そして海外から帰国したばかりのアルガンテ役の大西宇宙はZOOMで参加した。

左より:鈴木優人、森 麻季、藤木大地、砂川真緒
写真提供:ジャパン・アーツ

 今回は、バッハ・コレギウム・ジャパンを率いる鈴木の弾き振りで、照明や衣裳を駆使したセミ・ステージ形式での上演となる。三大カウンターテナーの祭典と銘打つ注目の舞台だが、今回の公演では、新型コロナウイルス感染症に伴う入国制限により海外からの出演者が来日できず、キャスト変更が行われた。鈴木は「来日できないのは残念だが、日本にいる演奏者の総力を挙げた公演となる」と述べ、演出の砂川も「日本人キャストにワクワクしている。舞台上には制約があるが、安全を優先しながら、“わたしたちの《リナルド》”を表現できれば。今回はリナルドが現代に生きる少年の設定で、スペクタクルかつファンタジー要素が強い。エンターテインメントとして楽しんでご覧いただきたい」と意気込みを語った。鈴木とは20年前から交流があるという藤木は「来日できなかったメンバーの思いを背負って上演したい。所属先の垣根を超えて、尊敬する音楽仲間と邁進していけることが嬉しい。2020年の日本でしか聴けない《リナルド》を楽しみにしていただきたい」と抱負を述べた。

 公演は、換気やマスクの着用といった感染症対策が行われた上で開催される。先日発表されたイベント人数規制の緩和を受けて、チケットの追加販売も決まった。最後に鈴木は「エンターテインメントであるオペラをいかに美しく楽しく上演するかという創意工夫に日々を捧げる、そういうプロセスが全員の想いとなって舞台で輝くと思う。予習なしでも楽しんでもらえる作品にしたい。シンプルにたくさんの方に聴いていただきたい」と見どころを語った。

鈴木優人


【Information】
鈴木優人プロデュース/BCJオペラシリーズ Vol.2
ヘンデル:歌劇《リナルド》(セミ・ステージ形式/イタリア語上演/日本語字幕付)

指揮・チェンバロ:鈴木優人
管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
演出:砂川真緒
ドラマトゥルク:菅尾 友
リナルド:藤木大地(カウンターテナー)
アルミレーナ:森 麻季(ソプラノ)
アルミーダ:中江早希(ソプラノ)
ゴッフレード:久保法之(カウンターテナー)
エウスタツィオ:青木洋也(カウンターテナー)
魔法使い:波多野睦美(アルト)
アルガンテ:大西宇宙(バリトン)
使者:谷口洋介(テノール)
セイレーン(人魚たち):松井亜希・澤江衣里(ソプラノ)

2020.10/31(土)15:00 神奈川県立音楽堂
問:チケットかながわ0570-015-415

https://www.kanagawa-ongakudo.com
※10/4(日)〜追加販売

2020.11/3(火・祝)16:00 東京オペラシティ コンサートホール
問:ジャパン・アーツぴあ0570-00-1212

https://www.japanarts.co.jp
※10/3(土)〜追加販売