ONE KANSAIで「関西フィル応援プロジェクト」 〜業界を越えた協力で、クラウドファンディングを立ち上げ

 今年12月に創立50周年を迎える関西フィルハーモニー管弦楽団は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で運営が困難なことから、同楽団首席指揮者の藤岡幸夫が発起人となり、縁のある関西の人々や企業などの協力を得てクラウドファンディングを立ち上げた。8月19日に大阪での記者会見で発表した。藤岡のほか、同楽団の浜橋元・専務理事、元阪神タイガースの掛布雅之、タレントの辰巳琢郎が登壇した。

 藤岡は「関西フィルと活動して21年になり、楽団と私の関係は、どのオーケストラよりも濃密だと自負している。コロナ禍で(オーケストラは)大打撃を受けたが、この状況でなければできないことをやろうとクラウドファンディングを立ち上げた。掛布さんが音楽を好きなことも知ってほしい」と語った。

 浜橋専務理事は「公演は年間の3分の2程度にあたる約60公演が中止になるなど、現時点で2億円に近い経済的損失がある。クラウドファンディングの目標額の5000万円を集められれば存続できる。関西、全国の皆さまにご支援をお願いしたい」と発言。

 掛布は「初めて関西フィルの演奏会に行った時、色んな楽器が一つになり、僕の耳、体に響いてきた。甲子園の左打席で掛布コールを聞くような激しさだった。大変な時代に関西フィルの音は絶対に必要だと思う」と熱く語った。
 クラシック音楽に造詣の深い辰巳も「藤岡さんというすばらしい方がいて、関西フィルも公演をもっと開催してほしい。もっともっとクラシック界を引っ張っていってほしい」とエールを送った。

 クラウドファンディングの実施期間は8月19日から11月30日まで。返礼品には「関西フィル創立50周年記念チケットホルダー(非売品)」や掛布の「サイン入りボール」を含む30種類が用意されている。

(取材協力:関西フィルハーモニー管弦楽団)

ONE KANSAIで「関西フィル応援プロジェクト」
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