2022年3月に香川県高松市で開催される、第5回高松国際ピアノコンクールの概要が発表された。同コンクールは06年の第1回以降、4年ごとに開催されており、これまでに、古海行子(日本)、ムン・ジヨン(韓国)、アレクサンドル・ヤコブレフ(ロシア)らが入賞している。
出場者の応募資格は1987年1月1日以降、2007年1月1日までの出生、応募期間は21年4月1日から9月20日まで。同年10月に、DVDファイルや動画データの映像による予備審査が行われる。12月までに結果が発表され、出場者が決定。22年3月15日から27日にかけて、サンポートホール高松大ホールにおいて予選及び本選が開催される。審査員長の岩崎淑や副審査員長の青柳晋のほか、エドワード・アウアー、ヴィンチェンツォ・バルツァーニ、ダン・タイ・ソン、パスカル・ドゥヴァイヨン、池辺晋一郎、ピオトル・パレチニら11名が審査員を務める。
予選は、第1次から第3次まで行われ、第3次審査では、課題曲のひとつに新進気鋭の作曲家・坂東祐大の委嘱作品が選ばれている。また、室内楽による審査では、川久保賜紀、松実健太、長谷川陽子らとの共演でピアノ四重奏曲を演奏。本選では、広上淳一指揮 瀬戸フィルハーモニー交響楽団との共演で、ピアノ協奏曲を演奏する。第1位入賞者には、賞金300万円と日本及び海外でのリサイタルやオーケストラとの演奏会の機会が与えられる。
高松国際ピアノコンクール
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