第5回スタインウェイ・コンクール in Japan —本選—

テクニックだけではない、人前で演奏する“楽しさ”を感じるコンクール

前回の本選出場者

 第5回「スタインウェイ・コンクール in Japan」の本選が、イイノホールでいよいよ開催される。このコンクールは、世界中の音楽家たちから愛され続けるスタインウェイ&サンズのピアノに若い頃から親しみ、聴き手を前に演奏する楽しさを知ってもらおうと、4〜16歳の子どもたちを対象に行われている。いわゆる「才能発掘型」のコンクールとは一線を画し、子どもたちの音楽性が伸び伸びと育まれる場として、2年に1度開催されている。

 昨年10月半ばより全国9会場で行われた地区審査会の通過者29名が、晴れて3月29日の本選で演奏する。審査員を務めるのは、青柳晋、田部京子、若林顕という第一線で活躍中のピアニストたちだ。トップに輝く優勝者1名は、同コンクールの世界中の優勝者たちとともに、ドイツのハンブルクで開催される音楽祭「International Steinway Festival」出演の切符を手にする。2000人の聴衆を前にしたガラコンサートで演奏できるだけでなく、各国からの参加者たちとの交流を楽しみながら、ハンブルクの街やスタインウェイの工場を訪問する予定だ。

 日本の子どもたちは、本選でどんな演奏を披露してくれるのだろうか。客席からエールを送りつつ、みずみずしいタッチが織りなす一流ブランドピアノの響きにも注目したい。年齢カテゴリーごとに客席が選ぶ「聴衆賞」も設けられているので、聴き手も参加意識を持ちながら、若くフレッシュな演奏を楽しもう。
文:飯田有抄
(ぶらあぼ2020年3月号より)


*新型コロナウイルスの感染症拡大防止の観点から、本公演は見送ることとしました。
詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。

2020.3/29(日)11:00 イイノホール
問:スタインウェイ・ジャパン03-5251-6553 
https://www.steinway.co.jp

  • La Valseの最新記事もチェック

    • METデビュー! 藤村実穂子(メゾソプラノ)インタビュー
      on 2020/04/08 at 09:07

      原点見つめ直す《さまよえるオランダ人》にマリー役で出演、 日本人初のMETライブビューイング登場、そして今伝えたい大切なメッセージ 取材・文:池上輝彦(音楽ジャーナリスト) 日本が生んだ世界屈指のメゾソプラノ・藤村実穂子が米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)に満を持してデビューを果たした。3月10日上演のワーグナーの歌劇《さまよえるオランダ人》マリー役を歌い演じた。独バイロイト音楽祭やウ [&#8230 […]