【CD】第7回仙台国際音楽コンクール シャノン・リー

 伸びやかで凛々しい演奏だ。昨年開催された第7回仙台国際音楽コンクールのヴァイオリン部門最高位(第2位)に輝いたシャノン・リー(カナダ生まれ、アメリカで教育を受ける)がセミ・ファイナルで聴かせたバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番と、ファイナルでのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲K.218のライヴ録音である。コンクール本番の演奏だけに、バルトークは磨き上げた完成度が光り、安定感と緊張感のバランスに長けている。軽やかなモーツァルトのモティーフにも、自分の音の烙印を押すように、ふくよかな響きを持たせている。これからの伸びしろに期待が膨らむ一枚。
文:飯田有抄
(ぶらあぼ2020年2月号より)

【information】
CD『第7回仙台国際音楽コンクール シャノン・リー』

バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番/モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 K.218

シャノン・リー(ヴァイオリン)
高関健(指揮)
仙台フィルハーモニー管弦楽団

収録:2019年6月、日立システムズホール仙台(ライヴ)
フォンテック
FOCD-9824 ¥2400+税