【CD】第8回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ/ヤヌシュ・オレイニチャク

 1970年ショパン国際ピアノコンクール(優勝ギャリック・オールソン。内田光子が第2位を受賞)において、当時18歳で最年少入賞(第6位)を果たしたポーランドの奏者のコンクール時のライブ録音。ショパン弾きの一人として活躍し、2024年に72歳で急逝した名手の原点というべき録音であり、まとまった形でのCDリリースはこれが初という貴重なアルバムでもある。全体を貫いているのは情熱迸る雄弁でドラマティックな表現。それは予選の独奏曲にとりわけ顕著で、スケルツォ第1番やソナタ第2番等の鬼気迫るほどの烈しさには特に胸を打たれる。
文:柴田克彦
(ぶらあぼ2026年2月号より)

【information】
CD『第8回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ/ヤヌシュ・オレイニチャク』

ショパン:夜想曲第13番、バラード第2番、スケルツォ第1番、ピアノ・ソナタ第2番、マズルカ op.17-1、ポロネーズ第6番「英雄」、ピアノ協奏曲第2番 他

ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団

収録:1970年10月、ワルシャワ(ライブ)
NIFC/東京エムプラス
SNIFCCD 670(2枚組) ¥6000(税込)