令和元年春の叙勲・褒章が発表

 令和元年の春の叙勲・褒章が5月21日付けで発表された。例年4月29日に発令されているが、今年は新天皇の即位に伴い、日程が変更された。
 外国人叙勲では、フレデリック・ショパン音楽大学教授のピオトル・パレチニ、ロシア国立アカデミー・ボリショイ劇場総支配人のウラジーミル・ゲオルギエヴィチ・ウーリンが、日本との文化交流の促進に寄与したとして旭日中綬章を受章した。また、作曲家のエンニオ・モリコーネは旭日小綬章を受章した。
 そのほか、声楽家で日本芸術院会員の栗林義信が旭日中綬章(芸術文化功労)を受章した。栗林は、バリトン歌手として1956年に日本音楽コンクール声楽部門で優勝。イタリアへ渡り、ミラノ・スカラ座の研修生となった後、ヴィオッティ国際声楽コンクールで金賞受賞。帰国後は、イタリア・オペラを中心に活躍し、東京二期会の理事長も務めた。現在は、東急財団オペラ部門選考委員長を務めている。

内閣府
https://www.cao.go.jp/