古典四重奏団 第3回 音楽が見える! in 青葉台

「ハイドン・セット」のルーツは何処に!?

©F.Fujimoto

 「クラシックなんて難解なだけ。ましてや、カルテットなんて…」。そんな思い込みを根底から覆すのが、名人集団・古典四重奏団のレクチャー付きコンサート「音楽が見える!」。チェロの田崎瑞博は分かり易い言葉で作品の真髄に踏み込み、4人による実演を交えながら、魔法のように聴く者を夢中にさせる。

 「モーツァルトは一日にして成らず」と題し、その弦楽四重奏曲の魅力を掘り下げるシリーズ第3弾のレクチャーのテーマは、「本当の意味での“パパ”は、レオポルドかハイドンか」。名作群の源泉が、音楽の師でもある父レオポルドか、それとも、モーツァルトに大きな影響を与え、弦楽四重奏を完成させたハイドンにあるのかを検証する。

 そして、30歳を目前にしたモーツァルトが、「弦楽四重奏」を成熟へと導き、偉大なる先人に捧げた「ハイドン四重奏曲集」から、先鋭的な和声遣いを特徴としつつも、演奏機会の少ない「変ホ長調 K.428」を披露。さらに、ハイドン晩年の傑作「エルデーディ四重奏曲集」から「ト長調 op.76-1」の、爽やかな風合いも愉しむ。
文:寺西 肇
(ぶらあぼ2019年3月号より)

古典四重奏団 第3回 音楽が見える! in 青葉台
「モーツァルトは一日にして成らず〜その3」
2019.3/21(木・祝)14:00 フィリアホール
問 フィリアホールチケットセンター045-982-9999 
http://www.gregorio.jp/qc/