【CD】ヘンデル:メサイア 1741年初稿(全曲)/ヘンデル・フェスティバル・ジャパン

「メサイア」は1741年に完成、翌年ダブリンで初演。作曲者は再演のたび、出演者や上演空間の音響に合わせて、楽曲の入れ替えやオーケストレーションの変更、移調を行い、存命中に少なくとも8つの版を残した。ヘンデル研究の第一人者、三澤寿喜の指揮による当盤は、あえて演奏機会の少ない初演版で収録。木管楽器を用いず、器楽・声楽合わせて“40人程度”とされる小規模な編成を再現しつつも、国際的に活躍する名手たちが一丸となり、彫りの深い表現と流れの良さでダイナミックな音楽を形創り、この版ならではの魅力を浮き彫りに。テノールの辻裕久はじめソロ・合唱とも、特に声楽陣の丁寧な好演が光る。
文:寺西 肇
(ぶらあぼ2019年2月号より)

【information】
CD『ヘンデル:メサイア 1741年初稿(全曲)/ヘンデル・フェスティバル・ジャパン』

ヘンデル:オラトリオ「メサイア」1741年初稿

三澤寿喜(指揮)
広瀬奈緒(ソプラノ)
波多野睦美(アルト)
辻裕久(テノール)
牧野正人(バス)
キャノンズ・コンサート室内合唱団&管弦楽団

コジマ録音
ALCD-9190〜9191(2枚組) ¥3400+税

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