2018年度の「JXTG音楽賞」が決定した。洋楽部門本賞は作曲家の池辺晋一郎、奨励賞はフォルテピアノの小倉貴久子が受賞した。
同音楽賞は1971年創設。日本の音楽文化の発展・向上に大きく貢献した個人や団体に贈られる賞で、洋楽部門においては、演奏のほか音楽ジャーナリズムや研究・評論などの分野も対象としている。
[贈賞理由(抜粋)]
池辺晋一郎:わが国の作曲界を代表する一人として力強く歩みつづけて半世紀を越えた。今や作曲だけでなくホール等の事業、関連団体の役職、著作、メディアなどを通して、日本の音楽活動の健全な発展に大きく寄与する重要な存在となっている。
小倉貴久子:これまで、「音楽の玉手箱」「ベートーヴェンをめぐる女性たち」などを展開、現在は「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」をシリーズ化して興味深い演奏会を提供し続けている。CDを40点以上リリースし、そのいずれもで、典雅で優美な演奏によりフォルテピアノの世界をさらに親しみ深い存在とする役割を果たしてきた。
JXTGホールディングス
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