第67回ミュンヘン国際音楽コンクールで葵トリオが第1位、近衞剛大が第3位

左より:伊東 裕、小川響子、秋元孝介 、近衞剛大
2点とも C)Daniel Delang
 9月9日から15日にかけてドイツ・ミュンヘンで行われた、ドイツ公共放送連盟(ARD)主催 第67回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で「葵トリオ」が優勝を果たし、同じくヴィオラ部門で近衞剛大(このえ・たけひろ)が第3位に入賞した。
 「葵トリオ」はいずれも東京藝術大学の大学院生と卒業生で、メンバーは小川響子(ヴァイオリン/修士課程修了)、伊東裕(チェロ/修士課程在籍)、秋元孝介(ピアノ/博士後期課程在籍)から成り、ピアノ三重奏部門での優勝は日本人では初。ファイナルでシューベルトのピアノ三重奏曲第2番D929とヘンツェの室内ソナタを演奏し、高い評価を得た。
 ヴィオラの近衞は1997年、オランダのアムステルダム生まれ、同国在住の20歳(入賞時)。4歳よりコシェ・ヴェイゼンベイク教授にヴァイオリンを学び、13歳でヴィオラの本格的なレッスンを開始した。数々のコンクール歴があり、今年の第4回東京国際ヴィオラコンクールに出場し、特別賞(「サントリー芸術財団賞」「弓賞」)を受賞した。

ミュンヘン国際音楽コンクール
http://www.br.de/ard-music-competition/