7月11日〜21日にライプツィヒで行われた第21回バッハ国際コンクールのピアノ部門で、米国籍のRachel Naomi Kudo(工藤奈帆美)が優勝した。工藤は特別賞として、2019年にキルヒハイムボーランデンとリューベックでの演奏会を開催する権利も獲得した。第2位はArash Rokni(イラン)、第3位はJonathan Ferrucci(オーストラリア/イタリア)。
工藤はワシントン生まれ。幼少期を福井県で過ごした後、01年に渡米。ジュリアード音楽院で、ヨヘヴェド・カプリンスキーとジョセフ・カリクシュタインに、マネス音楽大学でリチャード・グードに師事し、現在は同大でレオン・フライシャーの下で学ぶ。05年のショパン国際ピアノコンクールではファイナリストとなった。
(ぶらあぼ2018年9月号より)
Internationaler Bach-Wettbewerb Leipzig
http://www.bachwettbewerbleipzig.de/