第7回 野島 稔・よこすかピアノコンクール結果発表

表彰式から 左より:伊舟城歩生、安並貴史、山崎佑麻
写真提供:横須賀芸術文化財団
 4月29日から5月5日にかけて、よこすか芸術劇場で行われた「第7回 野島 稔・よこすかピアノコンクール」の結果が次の通り発表された。

第1位:安並貴史(26歳)
第2位:伊舟城歩生(いばらき・あゆむ)(20歳)
第3位:山崎佑麻(18歳)

 第1位の安並は静岡県静岡市出身。現在、東京音楽大学大学院博士後期課程1年に在籍。賞状と優勝賞金100万円が贈られたほか、副賞として、横須賀芸術文化財団が主催する、よこすか芸術劇場(大劇場)での優勝者記念リサイタルに出演する機会が与えられた。伊舟城と山崎はそれぞれ賞状と60万円、賞状と30万円が贈られ、ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(小劇場)での「フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ リサイタル・シリーズ」(同財団主催)に出演できる。
 同コンクールは若く才能あるピアニストの発掘と育成、音楽の普及と振興を目的として2006年より隔年で開催されており、野島稔が審査委員長を務める。審査委員のほぼ全員が現役ピアニストであること、課題曲としてベートーヴェンのピアノ・ソナタ1曲の全楽章の演奏や本選でのプログラミングの重視、また全日程を無料で一般公開するのが大きな特徴。野島は「若いアーティストの能力の向上に驚かされた。本選は、各々個性があり、それが正直に表現されていて、聴いていて面白かったし、嬉しかった」とコメントした。
(ぶらあぼ2018年6月号より)

第7回 野島 稔・よこすかピアノコンクール
http://www.yokosuka-arts.or.jp/education/nojima-piano/