メイプルソープ展がシャネル銀座で開催中

 シャネル銀座ビルディングの4階にあるシャネル・ネクサス・ホールで、3月14日(火)から4月9日(日)まで、1970~80年代を中心にアメリカで活躍した写真家ロバート・メイプルソープの写真展『MEMENTO MORI』が開催されている。

All Mapplethorpe Works c Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.

 
 シャネル・ネクサス・ホールでは、芸術を愛し、支援したガブリエル・シャネルの精神を受け継ぎ、2004年12月シャネル銀座ビルディングのオープン以来、年間を通して、若手アーティストに発表の機会を提供する音楽プロジェクト「シャネル・ピグマリオン・デイズ」をはじめ、展覧会など、コンサートとエキシビションの2つの柱をベースにプロジェクトを展開する。

 今回は20世紀における重要なアーティストの一人である写真家、ロバート・メイプルソープの作品展を開催。シャネル銀座ビルディングの設計を手がけた建築家ピーター・マリーノのプライベートコレクションから静物や花、ヌード、肖像等を撮影した作品およそ90点が展示される。メイプルソープの作品群が網羅的に日本で一般公開されるのは2002年以来となる。

ピーター・マリーノ
All Mapplethorpe Works c Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.

 展覧会名の『Memento Mori(メメント モリ)』は、死すべき運命を芸術的あるいは象徴的に思い起こさせようと、しばしば視覚的に表現されるラテン語。本展の企画・構成にあたったピーター・マリーノは、ネクサス・ホールの空間を3つの小展示室に分割し、メイプルソープによる複雑な作品群の二元性を探求する内容となっている。
 白いフロアと白い壁に覆われた最初の2つの展示室には、古典的な彫刻・静物・体の部位のクローズアップ、そして布をまとった人物の写真が、黒い木枠に額装されて展示される。そして、黒一色の空間である第3の展示室には、より挑発的な作品が、メイプルソープならではの花の写真とともに、黒革のような壁に並列して展示される。
 同展は4月15日から5月14日までの期間、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の一環として京都を巡回予定。

All Mapplethorpe Works c Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.

All Mapplethorpe Works c Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.

【開催情報】
MEMENTO MORI
ロバート メイプルソープ写真展 ピーター マリーノ コレクション
 開催期間:2017年3月14日(火)〜4月9日(日)12:00〜20:00 (入場無料・無休)
 会場:シャネル・ネクサス・ホール (中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F)
 http://chanelnexushall.jp/program/2017/rm_peter_marino/

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭
ロバート メイプルソープ 写真展 ピーター マリーノコレクション presented by CHANEL NEXUS HALL
 日程:2017年4月15日(土)〜5月14日(日)
 時間:10:00〜18:00
 会場:誉田屋源兵衛 竹院の間(京都府京都市中京区室町通三条下ル西側)
 入場無料・水曜休館(5月3日のみ開館)
 http://www.kyotographie.jp